あまりにも高すぎる・・・アーセナルがコウチーニョを狙うべきではない理由3つ
バイエルンへローンで加入していたフィリッペ・コウチーニョ。
かつてリバプールでは世界的なプレーメーカーとして活躍し、それを見たバルセロナが最大180億円と言われる移籍金で獲得したのだ。
しかし、スペインではかつての輝きを見せることはできずバルセロナも売却を検討しているのだ。
売却もあまりの値段の高さにバイエルンの買い取りはおろか、他チームからのオファーもないような状況だ。
そんな中、ミケル・アルテタはコウチーニョ獲得を望んでいるとの報道がなされていた。
そこで今回はアーセナルがコウチーニョを狙うべきではない理由3つを「Sportkeeda」より紹介しよう。
たとえローンであったとしても高すぎる
コウチーニョを獲得するには多額の移籍金が必要と言われている。
バルセロナ側は値下げを行っているもののそれでも依然として簡単に手を出せる金額ではないのだ。
チェルシーが過去にコウチーニョの獲得を望んでいたと言われており、その際は2年のローンで£13mの費用がかかるということだった。
おまけに週給£22万と言われる高給も必要になってくるのだ。
チーム最高給を受け取っているメスト・エジルが£35万とかなりの高額のため、ここにコウチーニョまで加えてしまうと財政が圧迫されてしまうのだ。
もはやローンでの獲得も費用的に懸念が多いコウチーニョ、彼にとっては難しい旅が始まるだろう。
怪我の多さと一貫性の欠如
コウチーニョは時に天才的なアイディアを見せてくれる。
ミケル・アルテタの場合それを現役時代に見ていたため深く脳裏に焼き付いているのだろう。
華麗なテクニックと確実にネットを揺らすミドルシュート。
しかし、そんな彼にもいくつか課題があったのだ。
それが一貫性の欠如だ。
調子の良し悪しが激しく、良い時は試合で最も目立つファンタジスタとなるが悪い時は全く存在感がない。
リバプール時代も少々雑ながら確実に相手ディフェンダーたちを恐怖のどん底に落としていたときもあれば早々に途中交代するシーンもあった。
また、怪我の多さも懸念点であり彼を中心にチーム作りを行うことが非常に困難となる。
アーセナルにはエジルがおり、彼も同様に調子が良いときは世界最高のアシストマシーンとなる。
つまり、現在アーセナルが獲得すべきターゲット像にコウチーニョは当てはまっていないのだ。
大金をかけ、リスクを冒してまで迎えるような選手ではないだろう。
コウチーニョは若手の出場機会を奪いかねない
21 – Nketiah's opening goal, assisted by Bukayo Saka, is the first goal that @Arsenal have netted in the Premier League that was scored and assisted by two under-21 players since September 2008, when Denilson assisted Nicklas Bendtner vs Bolton. Kindergarten. pic.twitter.com/IkhtDSxSc4
— OptaJoe (@OptaJoe) February 23, 2020
アーセナルに将来有望な選手が非常に多く在籍している。
短期的に見るとチームが強化されないように感じるが、確実に数年後を見据えた現実的な戦略だ。
エディー・エンケティア、ガブリエル・マルティネッリ、ブカヨ・サカ、ジョー・ウィロック、マッテオ・グエンドゥジなど若くしてトップチームで既に活躍している選手も多い。
彼らはまだまだ粗削りなものの、磨けば宝石となることを1試合経つにつれ証明している。
これはチームとして非常にいい流れだろう。
さて、この状況でコウチーニョを招き入れるとどうだろうか。
王様気質のコウチーニョは彼を中心にチーム作りを行わないと良さを最大限発揮することができない。
すなわちそれは若手から出場機会を奪うことになるのだ。
彼が戦局を大きく変えることのできる天才ということに変わりはない。
しかし、新たに生まれ変わったアーセナルで若手が躍動している最中に獲得すべき選手なのだろうか。
結果はどうなるかわからないが、これからアーセナルがどう動くのか非常に楽しみなところだろう。
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