やはり本命は・・・チェルシー、ジョルジーニョの長期的な代役候補となるアカデミー選手たち
チェルシーのアカデミーは世界でも屈指の育成力を誇っている。
イングランドで有望と言われる選手の多くは実はチェルシー出身だった、ということも珍しくはない。
近年はとにかくアカデミーの選手をローンに出す方針を取っていたものの、選手たちから批判され有望な選手たちが流出してしまっていた。
現在所属しているカラム・ハドソン=オドイもフランク・ランパードが就任しなければ出て行っていたと噂されているほどである。
しかし、そのランパード監督が来てからは若手選手の起用に積極的でありチェルシーアカデミーの実力を知らしめている。
そこで今回は攻撃的なポゼッションスタイルを確立するうえで欠かせないジョルジーニョの長期的な代役となれるアカデミー選手たちを紹介しよう。
ルイス・ベイト
弱冠17歳にしU-18イングランド代表で2試合の出場経験を持つルイス・ベイト。
人は彼のことを特別な才能を持つ選手だという。
ユースレベルでは飛びぬけており、これからユースの代表での出場も増えていくと言われている。
彼はジョルジーニョの長期的なオプションとなりうるか、答えはイエスでありノーである。
まずは長期的なオプションに関してはイエスである。
それは17歳という年齢もあり、現在有望と言われていることが要因だ。
そしてジョルジーニョの代役か、に関してはノーだ。
ベイトの特徴は精度の高いパスよりも相手のラインを破壊するほどの効果的なドリブルにあるのだ。
さらには10代とは思えぬビジョンを持ち合わせており、チームメイトが欲しいタイミングでパスを渡す技術が非常に優れている。
タイプでいうとマテオ・コバチッチと似ているがジョルジーニョと似た役割をこなしながら新たな境地を開く可能性がある選手だ。
イーサン・アンパドゥ
チェルシーファンが期待しているこのダビドルイスによく似た容姿をしているイーサン・アンパドゥ。
アントニオ・コンテがデビューさせ、その後もマウリツィオ・サッリは彼の起用を続けていた。
アンパドゥはセンターバックと守備的ミッドフィルダーの両方でプレーが可能であり、代表ではライアン・ギグス監督の下で主に守備的ミッドフィルダーとして出場している。
現在はRBライプツィヒにローン移籍しており、センターバックで起用されているが本来の彼のボールの扱いやパスの正確さを見るとセンターバックで使うには勿体ないのだ。
センターバックとしてプレーできるほどの守備力と多くの監督が認める攻撃に貢献できるパスを通す能力はジョルジーニョの長期的なオプションとしてふさわしい。
だが、今後彼が受ける指導次第ではより守備的な役割を任せられる可能性もあるため単純な代替案とは言い難いかもしれない。
ビリー・ギルモア
衝撃的なデビューをし、18歳とは思えない天才的プレーを見せたビリー・ギルモア。
リバプールとエヴァートンとの対戦でMOM級の評価を受けており、若手によくみられる焦りであったり緊張は一切見られるまるで10年もプレーを続けているベテランのような振る舞いをしていた。
セルヒオ・ブスケツのような地味ながらも確実に相手をいなす技とジョルジーニョの持ち味であるショートパスでリズムを作る動きが完成されており、ボールを持っていない状況でも冷静に周りを見ているのだ。
チェルシーは来シーズンに向けて補強をするとみられており、優れたストライカーやアタッカーが揃えばギルモアの特徴はさらに顕著に表れるだろう。
彼こそジョルジーニョの長期的なオプションの本命であり、レアルマドリーらが狙うほどの逸材のため今後10年間はチェルシーの中盤を支える強力な選手となるとみられている。
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