アーセナル、ミケル・アルテタ監督を解任すべき3つの理由
今シーズン、まさかの欧州大会への出場権を得られずにシーズンを終えたアーセナル。
一時は降格するのではと言われていたほど調子を落としていたこともあり、結局本来居るべきではない順位でフィニッシュとなった。
原因の1つとして監督の手腕が問われることも少なくはない。
そこで今回は「Sportkeeda」より、アーセナルがミケル・アルテタ監督を解任すべき理由4つを紹介しよう。

ミケル・アルテタは今のアーセナルにフィットしていない
2019年にアーセナルの監督に就任したミケル・アルテタ。
かつてはプレーしたこともあるクラブだが、監督を務める前はマンチェスターシティでペップ・グアルディオラのアシスタントコーチとして働いており、その手腕はペップ自身が認めるほどのものであった。
しかし、アーセナルで求められている仕事を果たすにはアルテタにとって早すぎたのだ。
ウナイ・エメリは解任される前にディフェンスラインを整えておらず、アーセナルにとって最も必要であった守備の改善にアルテタは取り掛かり、一時は成功したかのように見えたが結局安定感を保つことはできなかった。
先日行われたチェルシー戦では1-0で勝利したがその勝利は誰もが喜ぶ内容だっただろうか。
まるで下位チームが何とか勝ち点を得るべくバスを停めて戦っている姿そのものであった。
決してアルテタが監督に向いていないわけではなく、アーセナルレベルのクラブにとって必要な仕事をこなすにはまだ若すぎただけなのだ。

守備に不安を残したままである
アーセナルは実は今シーズン、プレミアで3番目に失点が少ないチームであった。
しかし、アーセナルを守備の堅いチームと認識している者はどれほどいるだろうか。
組織化された守備で要と言える選手がおり、シーズンを通して安心できる守備ではなく、チェルシーから獲得したダビド・ルイスも未だに簡単なミスを犯すこともありディフェンスリーダーと呼ぶには不安が残っている。
アーセナルの守備の不安定さはダビド・ルイスら選手の責任であるシーンもあるが、根本的な理由は重要な場面で組織として集中できていないことだ。
守備として成功した過去をあまり持っておらず、ウナイ・エメリ政権下を含め彼らの頭には守備は不安なものであるという認識が残り続けているのだ。
しっかりと決めごとを持ち、監督のもとで正しく守備陣を動かし成功体験を持つことで彼らの”トラウマ”をぬぐうことは可能だろう。

試合のマネジメントが下手
ストライカーが1対1を外すのは監督の責任ではない。
ゴールキーパーがミスを犯し失点をするのも監督の責任ではない。
ピッチの立つうえで個人が犯すミスはどうしようもないものだ。
しかし、監督の責任とはそのようなミスやまさかの出来事に対して冷静に対応し、試合の流れを読みながら勝利へ導くことだ。
選手の100%を引き出すための交代戦術は出来上がっているのか、ミスを犯した選手のメンタルケアをピッチ外から行う術を持っているのか、その選手にピッチ上での裁量を与えることはこの時間帯にすることなのだろうか。そのフォーメーションは個として、チームとして最大限のパフォーマンスを引き出すことができるのだろうか。
これらは多くの監督たちが持たなければならない責任であり、厳しい試合であればあるほどこの試合中のマネジメントが勝敗を左右すると言っても過言ではないのだ。
アルテタがそのコントロールができないと言われた決定的な試合がヨーロッパリーグのビジャレアル戦だ。
なぜエミール・スミス=ロウをゼロトップで起用したのか、その意図が全く見えなかった。
結果的に足を引っ張るような形となり選手の自信喪失にも繋がってしまっただろう。
この試合中のマネジメントはそれほど大事な要素なのだ。

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