コロナウィルスの影響でこれからのサッカーの移籍市場はどのように変わるのか
コロナウィルスの影響で大きくサッカーは変わった。
特に移籍市場ではこれまでのバブルなどまるでなかったかのようになっている。
そこで今回は今回のコロナウィルスの影響で移籍市場がどのように変わるのかを「Sportkeeda」より紹介しよう。
選手の金額が安くなる
これまでの移籍市場はおかしな金額が動いていた。
ネイマールやキリアン・ムバッペ、ジョアン・フェリックスやフィリッペ・コウチーニョなど相場を遥かに超える金額でやり取りがされていた。
その結果、いとも簡単に100億規模のお金が動くようになってしまったのだ。
しかし、コロナウィルスはそれをもとに戻すきっかけになるだろう。
若くて将来が有望な選手は大勢いるが、あくまで適正金額で取引が行われなければ大きな問題を起こしてしまい、クラブ同士の格差もますます広がってしまう。
狂ってしまった感覚から戻るのは難しいが、社会の流れとともに数年前の金銭感覚が通常となるだろう。
エージェントの必要性
金銭的なことで言うとエージェントの存在だ。
敏腕エージェントたちはクラブとの交渉を行い、選手を見事に希望のクラブに加入させてきた。
その代わりに莫大な報酬が求められ、クラブはその支払いに難を示すこともあったのだ。
必要な存在でありながら時にはクラブをも超える存在となってしまうことから問題になることもしばしばある。
今回のコロナウィルスの影響はエージェントに対してはっきりと高額な報酬を支払うことを拒否することができる。
エージェントがサッカーを支配する時代は終わるのだ。
ローン移籍がより当たり前となる
完全移籍のデメリットは選手に対するサラリー負担だ。
高額な移籍金はもちろんだが、仮に選手と週給£30万の契約を5年間で結ぶとそれを継続して支払い続けなければならない。
もちろん、その選手が活躍しなくてもだ。
フィリッペ・コウチーニョに代表されるように高い金額を支払い完全移籍を行うとサラリー負担のリスクが高くなるため今後はよりローン移籍が当たり前のものになるだろう。
既に今夏の移籍市場でもいくつかローンで知名度の高い選手の獲得があると言われているが・・・。
トレードでの移籍
これまでトレード移籍はそれほど使われる手法ではなかった。
やはり選手に対して金銭で価値をつけている以上両者が満足してトレードに合意することは珍しいことなのだ。
しかし、やはり金銭的な面から今後はトレード移籍も頻繁に使われることになるだろう。
金銭では支払えない金額でも選手を取引に含めることで移籍金の引き下げにもなり、上記に挙げたサラリー負担も同時に解消できる可能性が高いのだ。
選手からすると抵抗がある手法かもしれないが、これも時代の流れとして理解するしかないのだろうか。
取引自体の数が減る
結局はここへ行きつくだろう。
トレードやローン移籍はあれど、やはりこれからは取引の数時代が減っていってしまうのだ。
毎シーズンのように補強を繰り返し、完璧なチーム作りを目指しているクラブが多いがこれからはどうしてもそれが難しい時代となってくる。
そうなるとチェルシーのように下部組織を出た選手がチームの中核を担うケースも出てくるだろう。
そうしてある程度資金が貯まると絶対的に必要なポジションへと資金を投下する。
当たり前のようで決して当然ではなかったスタイルへと多くのクラブがシフトしていくだろう。
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