コロナウイルス憎し・・・これからのプレミアリーグのあり得る5つのシナリオとは
中断ののち、普通に再開する
コロナウイルスの影響で中断となっているプレミアリーグ。
その考え得る1つ目のシナリオが普通に再開するというものだ。
現在各チームに感染者がいるような状態であり、ヨーロッパではイタリアを中心に多大な被害が起きている以上観客を入れながらの試合を行うことはできない。
選手たちにも家族がおり、これ当然の判断だろう。
プレミアリーグとしてはコロナウイルスが落ち着くころ合いを見計らってその後通常通りリーグ戦を再開したいと考えているはずだ。
そうなるとリーグが終わる時期が長引き、代表の試合に影響を与える可能性があるがそのあたりの日程は来シーズンの日程を見直すだろう。
プレミアリーグのファンとしてもこのままシーズンが終わることを望んではいないはずであり、多くが納得する決断となる。
シーズンがこのまま中断となり、無効になる
これはリバプールにとっては大きな打撃となるだろう。
シーズンがこのまま終わるとなれば30年ぶりとなるリーグ優勝が目の前に迫っているリバプールは大きな栄誉を失うとともにサポーターたちの失望で街が溢れてしまうかもしれない。
だが、このまま中断となりシーズンが無効となると放映権料の扱いや来シーズンにプレミアリーグに昇格してくるチームから大きな反対が出るのは間違いない。
全チームを集めて会議を開いているとの情報があるが、シーズンの8割が終わっているにもかかわらずこのままシーズンを中断し無効処理とするのはあり得ないとの意見が多数を占めているそうだ。
このままの順位でシーズンが終了する
これはノリッジシティ、アストンヴィラ、そしてボーンマスの降格圏に落ち込んでいる3チームからは大きな反対が起こるだろう。
シーズンを今の順位のまま終えてもいいのではないかという意見だ。
例年シーズンの終わりが近くなると残留のために多くの下位チームが奮起しているため、下位チームからするとこのまま終わることに納得はできないだろう。
また、チャンピオンズリーグ出場権を懸けた戦いも続いているためこの意見がすんなり通るとは言い難い。
しかし、選手たちの健康面を考慮しシーズンも8割を終えていることを考えると納得せざるを得ない案となるはずだ。
シーズンが今の順位で終わり、昇格するが降格チームは無しとする
かなり変わった決断となるだろう。
シーズンをこのまま終了し、王者はリバプールとなる。
そしてチャンピオンシップから昇格してくるチームを迎えるがプレミアリーグからの降格は無しとなるものだ。
つまり来シーズンのプレミアリーグは例年よりも多くの降格圏があることとなり、そこの争いは激化するだろう。
しかし、8割を終えているためリバプールの優勝に文句はないはずだ。
その反面降格圏のチームは最下位のノリッジシティが勝ち点21と圧倒的というほど離されていない。
つまり公平に扱うためにはこれが最善の策と判断される可能性があるのだ。
シーズンが中断し、無効となるが来シーズンは現在の勝ち点のままスタートする
可能性は低いが面白い案となるだろう。
イングランドのリーグすべてに適用することによって公平性を保てるのではないかという意見だ。
来シーズンも勝ち点を引き継ぐのであればリバプールの優勝は揺るがないものとなるだろうし、降格圏のチームも緊張感を保ったまま続けることができる。
だが、このシナリオには問題もある。
シーズンが代わり、勝ち点がそのままということはチャンピオンズリーグ出場権はそのままでいいのかということだ。
さらに移籍市場での問題もある。
移籍を検討している選手もシーズン始まりから差のついた状態だとプレミアに移籍しにくいと感じるだろう。
果たしてこれがただシーズンを中断し、無効化するよりもマシなシナリオになるのかどうか。
それはクラブとサポーターに聞いてみないとわからないようだ。
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