ステップアップか?この夏に動きがありそうな3人の若きイングランド人スター
イングランド人の選手はプレミアリーグにとって非常に重要だ。
ホームグロウン制度もあり、自国の選手にとっていい示しとなるからである。
そこで今回はこの夏に動きがありそうな3人の若きイングランド人スターを紹介しよう。
デクラン・ライス ウェストハムユナイテッド
チェルシーユースが生み出した優秀なミッドフィルダー、デクラン・ライス。
チェルシーでは出番がなかったもののウェストハムユナイテッドに活躍の場を移してから彼のキャリアは大きく変わった。
元々はセンターバックだが、チーム事情によりボランチでプレーをすると評価は一気に上昇。
マヌエル・ペジェグリーニ体制で欠かせない戦力となり、その後多くのクラブから注目を集めた。
センターバックが本職なだけにそのタフで鋭いタックルは彼の最大の持ち味の一つだ。
また、それだけでなくパスを通すための眼も併せ持ち中盤の選手として完成されつつある。
ライス自身は最近のウェストハムユナイテッドの不振に不満を抱いており、今シーズン終了後にクラブを去るとみられている。
レアルマドリーまでもが獲得に興味を示しているという話もあったが、国内からも多くのオファーが届くのはもはや当然と言えるだろう。
トッド・キャントウェル ノリッジシティ
プレミアリーグに昇格し、結果こそ上手く出ていないもののノリッジシティの強さには多くの人が驚いたはずだ。
攻撃において淀みがなく、若くエネルギッシュな選手とベテラン点取り屋のテーム・プッキが融合しマンチェスターシティを撃破するほどの破壊力を見せつけれくれた。
そんなノリッジシティで最も輝いている若手の1人がトッド・キャントウェルだ。
イングランド人らしいエネルギー溢れる走りと6ゴール2アシストという数字が物語るゴールへの貪欲さ、そして粗削りながら前線へ届けるパスの精度などオールラウンダーな活躍をしている。
残念ながらノリッジシティは最下位に沈んでおり、勝ち点差を考え宇都十分残留も可能だがこのままいくと降格が濃厚と言えるだろう。
アダム・ララーナの退団が確実と言われているリバプールはキャントウェルを後釜として獲得するとみられている。
中盤のいくつかのポジションでプレー可能なうえ、ユルゲン・クロップが好む要素をいくつも持ち合わせている。
キャントウェルとしてもステップアップとともにユース時代から自身を育ててくれたチームに対し多額の移籍金を残せるとなると退団を考えるだろう。
ドワイト・マクニール バーンリー
2月のリーグ戦でまさに絶好調だったのが月間最優秀監督賞を受賞したショーン・ダイク率いるバーンリーだ。
そのバーンリーで安定した活躍をし、ダイクから絶賛されているのがドワイト・マクニール。
バーンリーの左サイドを制する強力かつ正確なキックを持っている。
プレミアリーグでは2ゴール5アシストを記録しており、昨シーズンから注目されているまさに逸材だ。
驚くべきはその正確なクロスだが、それよりも素晴らしいのが1対1での強さだ。
Whoscoredによると今シーズンのプレミアリーグで9番目に1対1を成功させている選手であり、その数はなんと61。
監督もそのうちマクニールが別のクラブへと去ってしまうと感じているようだがそれは次の夏となるのだろうか。
とにかく彼の素晴らしいドリブル技術とクロス、そして1対1の強さは多くのクラブが欲しがるものだろう。
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