チェルシーがエンゴロ・カンテを売却すべき理由3つ
怪我が多いシーズンとなった
レスターシティの時から中盤で猛威を振るっているエンゴロ・カンテの守備力。
それはチェルシーに行っても変わらず初年度からプレミアリーグのタイトルを獲得するなどチームに大きな貢献をしてきた。
サッカーにおいて大切なことはとにかく一貫性のあるプレーを続けられるか否かである。
仮にこのままカンテが怪我がちな体質になり繰り返すようならばクラブとしては非常に使い道に困るだろう。
年齢も29歳であり、たまたま今シーズンだけ怪我をしてしまったと思うには不安な要素がいくつかあるのだ。
仮にそれが原因でカンテの出場機会が減ってしまえば本人も移籍を考慮するはずだ。
クラブと揉める前に退団という選択肢も考えるべきなのかもしれない。
フランク・ランパード監督のシステムにフィットしない
カンテのベストな使い方はかつてレスターシティで指揮を執っていたクラウディオ・ラニエリとチェルシーで彼を指導していたアントニオ・コンテが示している。
あくまでチームとしてのスタイルは守備的であり、2センターで守備的な役割に専念させることが彼の良さを最大限引き出す方法なのだ。
意外にも器用な選手であり、マウリツィオ・サッリやフランク・ランパードが使い3センターでもボックストゥボックスとして得点にも絡む活躍を見せている。
しかし、ベストな方法としては中盤で守備力を高めるための存在として君臨することなのだ。
両監督ともにジョルジーニョをレジスタとして扱っており、カンテを中盤の底に配置するアイディアは今のところないように思える。
ワールドカップで優勝したフランス代表の時もポール・ポグバと中盤で組んでいたのだ。
売却するベストなタイミング
世界的にもカンテの能力の高さは有名になっており、多くのクラブが彼のような選手を欲しがっている。
謙虚であり、ピッチに立つと献身的にチームに貢献し何よりも持ち味である守備力がクロード・マケレレと比較されるほどのレベルにあるのだ。
現在29歳のカンテはかつてレスターシティから£32mでチェルシーへと移籍した。
そして今は€100mの市場価値があるとされており、ビジネスの面で話をするならば今年がカンテを売却し利益を得る最後のチャンスになる可能性が高いのだ。
チェルシーはフランク・ランパードの就任と補強禁止処分の影響で若手に出場機会を与える場面で増えてきており、その中でビリー・ギルモアのような逸材が生まれトップチームに定着しようとしている。
RBライプツィヒに修行で行っているイーサン・アンパドゥも彼らにとって有望な若手の1人だ。
これから路線を切り替えて新たなスタートを切るため、そしてカンテ本人も自身が慣れ親しんだポジションと役割で残りのキャリアを過ごすために今夏での売却が双方にとってベストなのかもしれない。
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