チェルシーが今夏の移籍市場で獲得すべき5人のスター選手たち
サウール・ニゲス-アトレティコマドリー
まず1人目に登場するのがアトレティコマドリーのサウール・ニゲスだ。
サウールはアトレティコ生え抜きの選手として有名だが、今シーズンは出番が限られておりついに退団が濃厚な状況となってしまっているのだ。
チェルシーの中盤は充実しているが、今シーズンのように怪我人が多発した際にクオリティを保つことのできる選手がいれば更なるチーム力アップに繋がるはずだ。
中盤で守備的な働きや攻撃的な働き、バランスをとることも得意なサウールはチェルシーに新しい武器を加えてくれるはずだ。
一方で著しい成長を見せているビリー・ギルモアの出番を削ることにもなるため、この決断はチェルシーファンにとって必ずにもプラスの者とは限らない。
アダマ・トラオレ-ウルブズ
トーマス・トゥヘルは3バックも多用する監督だが、その際大きなクオリティを発揮すると言われているのがウルブズのアダマ・トラオレだ。
バルセロナで育成されたトラオレは元々並外れた身体能力とドリブルのセンスを持つことで高く評価されていたが、その判断の遅さゆえに使いづらい選手でもあった。
しかし、ここ数年で意思決定にかかるまでの時間を大幅に削り、今やプレミアリーグが恐れるアタッカーへと成長したのだ。
トラオレであればウィングとウィングバックの両方をこなすことができ、得点力不足で喘いでいる前線に勢いをもたらすことができるだろう。
デクラン・ライス-ウェストハムユナイテッド
リバプールのファビーニョを見ていると中盤に君臨する高い守備力を持つ選手の重要性がよくわかるだろう。
バランスをとり、チーム全体の士気を握るセントラルはトゥヘルの戦術を支えるうえで最も重要かもしれない。
ウェストハムユナイテッドのデクラン・ライスはここ数年チェルシーのターゲットであり続けていたが100億円の移籍金を譲らない姿勢を貫いていることもあり取引は成立していなかったのだ。
センターバックでもプレー可能な22歳のライスは今後10年間中盤をそこから支える選手として重宝されるはずであり、安定した結果を出すために必要な選手となるだろう。
アーリング・ブラウト・ハーランド-ドルトムント
RBザルツブルクで見せた活躍は決して偶然ではないと自ら証明して見せたアーリング・ブラウト・ハーランド。
ドルトムントに来てからは59試合に出場し57ゴールを記録するまさに怪物ストライカーだ。
ストライカーに必要な要素をすべて兼ね備えており、年齢も若いことから多くのクラブが欲しがる逸材中に逸材である。
ティモ・ヴェルナーはストライカーとしては物足りなく、タミー・アブラハムにこれ以上出番が訪れるかは未知数なところもある。
新たに得点力を持つ選手を呼び、チェルシーに唯一足りないところを補うことで来シーズン以降もトロフィーを狙いたいと考えているはずだ。
ハリー・ケイン-トッテナム
ハーランドよりも経験を重視するのであればハリー・ケインは決して外せない選手だ。
最前線で何でもできる万能タイプのストライカーであるケインは今シーズンもプレミアリーグの得点王に輝いている。
プレミアリーグへの慣れや決して得点だけではない能力はティモ・ヴェルナーやカイ・ハヴェルツといった新戦力たちも必ず活かすこともができるはずだ。
元々高いポテンシャルを持つ選手が多いチェルシーなだけに、ケインの加入で大きなレベルアップを果たすだろう。
問題は移籍金であり、トッテナム会長のダニエル・レヴィはライバルに安価でエースを売却することはしない。
どこで折り合いをつけるのか、それはこれからの交渉次第となるだろう。
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