チャンスはまだある!プレミアリーグ再開後、アーセナルでのキャリアを続けられる可能性のある5人
シェコドラン・ムスタフィ
アーセナルへ到着後、期待を下回るパフォーマンスでがっかりさせているドイツ人ディフェンダーのシェコドラン・ムスタフィ。
ムスタフィはすべてにおいて期待されていたはずだ。
守備のスキルやビルドアップ、モダンなセンターバックとしてチームに多くのものをもたらす存在であった。
それがいつの間にか守備の穴となっており、放出の噂が頻繁に起こるようになってきた。
しかし、ミケル・アルテタは未だにムスタフィの守備に関して信頼している部分がある。
それもかなりぎりぎりのところでだ。
つまり、再開後にムスタフィが見せるパフォーマンスが今後のキャリアを左右すると言っても過言ではないのだ。
既にアーセナルはウィリアム・サリバを獲得しており、来シーズン以降はパブロ・マリも完全移籍で加入する可能性もある。
彼があくまでアーセナルで生き残るなら僅かな希望に頼り価値を示さなければならないのだ。
エインズリー・メイトランド・ナイルズ
エインズリー・メイトランド・ナイルズは世界に向けて右サイドバックでのプレーを好んでいないことを発信していた。
彼はアーセナルで3人の監督の下でのプレーを経験した貴重な選手だが、やはり彼の将来はディフェンスラインにあるという見方が大きいようだ。
しかし、アーセナルの右サイドにはエクトル・ベジェリンがいる。
ベジェリンのパフォーマンスを知っている人なら誰もがメイトランド・ナイルズが割り込む余地はないように思える。
ミケル・アルテタもハッキリとコメントを出しており、メイトランド・ナイルズが右サイドで快適なプレーをするには相当なハードワークをする必要があるとしている。
しかし、ミッドフィルダーとしての仕事を忘れてはいけないのだ。
先日のフレンドリーマッチ、チャールトン戦に6-0と勝利したアーセナルだがメイトランド・ナイルズはマッテオ・グエンドゥジとともに中盤でプレーしていたのだ。
中盤の層はお世辞にも厚いとは言えないアーセナルなだけに、今回のアピールはプレミアリーグ再開後に起用される可能性に繋がるだろう。
そこで貰うチャンスを活かすことができれば、今後彼はミッドフィルダーとしてアーセナルでのキャリアを楽しむことができるだろう。
グラニト・ジャカ
アーセナルでキャプテンを務めていたグラニト・ジャカ。
ファンの怒りを買う言動もしており、一度熱くなると冷めにくい性格がチームに悪影響を及ぼしていると言われたこともある。
また、素晴らしいキックを持っているものの全体的に彼のパフォーマンスにチームは納得しておらず、今夏に新たな中盤を獲得しにいくとみられている。
そうなるとジャカの居場所は当然のように無くなってしまうだろう。
だが、ここにきてジャカの中盤でのプレーが評価されつつあるのだ。
ペップ・グアルティオラの下で多くを学んだミケル・アルテタはポゼッションの作り方やその重要性をよく理解している。
1月での放出を避けたようにゲームを組み立てる能力に長けているジャカはアルテタにとって貴重な武器を持っており、今後のゲームでの使われ方で来シーズン以降の役割がはっきりするだろう。
しかし、これはあくまでもジャカ自身のパフォーマンスに左右される問題ではある。
ダビドルイス
ベテランの扱いはいつの時代も難しいものだ。
チェルシーから加入したダビドルイスは今シーズン、アーセナルで印象的なプレーを見せた。
それはもちろん、悪い印象も含めてだ。
守備において大きな穴になることもあれば、高精度のキックと戦術眼で最終ラインから一気にチャンスを演出することもあったのだ。
ハッキリ言えることはアーセナルはダビドルイスを補強したからとはいえ課題である守備の改善をすることはできなかったことである。
来シーズン以降はウィリアム・サリバも加入し、ディフェンスラインを若くする動きがあるだろう。
その中でダビドルイスが居場所を見つけるのはとても難しいことなのだ。
それと同時にベテランの力がチームにとって貴重なものであるのもまた事実。
再開後のプレーで大きな衰えやチームにとってマイナスになるようなパフォーマンスを続けるのであれば今夏で彼とは別れなければならないだろう。
仮に若手にとって良い見本となると判断されれば是が非でも契約延長をクラブから打診するはずだ。
メスト・エジル
メスト・エジルの扱いは簡単なものではない。
天才の名にふさわしいプレーを見せ、エレガントかつ繊細なボールタッチは見るものすべてを魅了させる。
間違いなくサッカー史上に名が残る選手だろう。
ただ、近年のエジルは法外な年俸を受け取る価値のある選手なのだろうか。
もちろん、調子がいい時は相手の守備陣を1人で破壊してしまうほどであり手が付けられない選手であるが一貫性に欠けているのだ。
クラブは決して財政的に余裕があるわけではないため、活躍できない選手にチーム最高給を支払うことはできない。
と、なるとエジルがアーセナルに残り続ける道は価値を証明し続けるしかないのだ。
1試合だけ、ではなく再開後のすべての試合においてゲームでの存在感を見せ、自身がチームにとってどれほど重要な選手なのかを監督なチームメイト、観客たちに理解してもらう必要がある。
天才よ、その名に恥じぬプレーを2019シーズンの締めくくりとして見せつけろ。
コメント