トッテナム、ジョゼ・モウリーニョに代わる5名の監督候補
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が解任となった。
欧州スーパーリーグ発足のせいなのか、それとも成績不振なのかは定かではないが、彼らは名将をほんの数年で失うこととなってしまった。
そこで今回はトッテナムがジョゼ・モウリーニョに代わる5名の監督候補を紹介しよう。
マッシミリアーノ・アッレグリ
ユベントスで長く栄光を築き上げることに成功したマッシミリアーノ・アッレグリ。
アッレグリは世界の監督の中でも随一の戦術家として知られており、チームにいる戦力を最大限生かすためのアイディアも豊富だ。
おまけにこれまでイタリアのトップクラブで監督をしてきた経験と実績は非常に大きく、トッテナムに足りないものを補ってくれる存在となる。
ただし、アッレグリに対しては先日ハンジ・フリック退任を発表したバイエルンも狙っていると言われており、希代の戦術家はそう簡単に呼び込むことはできないだろう。
ラファエル・ベニテス
プレミアリーグではリバプール、チェルシー、そしてニューキャッスルユナイテッドを指揮した経験のあるラファエル・ベニテス。
ベニテスはとにかくいろいろな経験をしている監督だ。
リバプールでチャンピオンズリーグ優勝を経験し、ニューキャッスルユナイテッドでは2部リーグを戦っていた。
常勝軍団を率いるタイプの監督ではないため、戦術の引き出しも非常に豊富だ。
まずは基礎から固めていくベニテスのスタイルに合うかどうかは別として、長期的な目線で安定した成績を収めるにはぴったりの監督だろう。
ニューキャッスルユナイテッドが再びベニテス招聘に動いているという話もあるが、どう動くだろうか。
マウリツィオ・サッリ
実際にプレミアリーグで結果を出したと言えばマウリツィオ・サッリも外せない1人だ。
チェルシーでチャンピオンズリーグ出場権獲得となる3位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグでは見事に優勝を果たした監督だ。
チェルシーを去り、ユベントスへと加入したがわずか1年で解任となっている。
サッリボールと呼ばれるサッカーで魅力的な攻撃をすることで知られており、モチベータータイプではないものの彼の戦術を見る目は非常に優れている。
若い選手の多いトッテナムでは粗削りとなる可能性も高いが彼の実績を見て招聘をしない手はないだろう。
長期的にサッリボールが馴染んたトッテナムを想像すると多くのクラブは恐ろしいと感じるのではないだろうか。
スコット・パーカー
かつてトッテナムでプレーをし、U-18の監督も務めていた経験のあるスコット・パーカー。
パーカーはクラウディオ・ラニエリが解任となったフラムへ加入し監督を現在も務めている。
現在フラムは降格圏内に沈んでおりこのままではチャンピオンシップへと降格となってしまうが、そもそもプレミアリーグに昇格したときの監督もパーカーが務めていた。
彼の戦術的目線は年々鋭くなっており、クラブのアイデンティティも知っているという意味ではクラブ全体と良好な関係を築きながら監督としての仕事を果たすことができる。
長期的なオプションであれば上記に挙げた監督たちも当てはまるが、総合的にクラブの監督を務めるのであればパーカーがベストだろう。
ユリアン・ナーゲルスマン
これまでの実績を考慮するとこの男の招聘はまるで夢のようだろう。
ユリアン・ナーゲルスマンはホッフェンハイムで多くの若手選手の才能を磨き上げ、その後加入したRBライプツィヒでは現在も素晴らしいチーム作りを行っている。
斬新な戦術とそれを実現するだけの人心掌握術を持っており、若いながらベテラン監督と同等の戦術理解の深さと長期的なチーム作りのノウハウを持っている。
今後のチームの方針としても若手を育て、獲得もポテンシャルを重視するトッテナムからするとナーゲルスマンはクラブ全体の価値をも上げる監督となるだろう。
しかし、本人はRBライプツィヒで満足との発言もしているが・・・。
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