トッテナムがトップ6でフィニッシュできない理由3つ
今シーズン、また1つ新たな時を迎えたチームがいる。
マウリシオ・ポチェッティーノを解任し、あのジョゼ・モウリーニョを招聘したトッテナムだ。
トロフィーを獲得し慣れたモウリーニョの下でどれほど大きく、太いチームになるかが問われていたが未だにトッテナムは不調の渦の中にいる。
このままではチャンピオンズリーグ出場権だけでなくトップ6入りすらも逃してしまいそうだ。
そこで今回はトッテナムがトップ6でフィニッシュできない理由3つを紹介しよう。
攻撃陣に厚みが足りない
今シーズン、ジオバニ・ロチェルソを加えた攻撃陣が猛威を振るうと思われていたが現実は甘くなかった。
モウリーニョ就任当初、最重要選手になるだろうと予測されていたデレ・アリは徐々に調子を落としてしまった。
そして貴重な得点源であるハリー・ケインとソンフンミンは怪我で離脱してしまい、冬に補強をしたスティーブン・ベルフワインだけで補える損失ではなかった。
さらに攻撃のすべてと言っても過言ではなかったクリスティアン・エリクセンは契約が切れる前にインテルへと移籍してしまった。
一貫性を持ち、十分な脅威を与えることができる選手は今のところトッテナムには存在しないのだ。
ルーカス・モウラやデレ・アリも実力者であることには変わりないが、怪我で薄くなった攻撃陣を活性化させるだけの力は持ち合わせていない。
特別守備が堅いわけではないトッテナムにおいて攻撃陣が薄くなることは、同時に勝てなくなるを意味するのだ。
大金をかけて獲得した選手が活躍できていない
ルーカス・モウラ、スティーブン・ベルフワインは今のところハリー・ケインとソンフンミンの代わりを務めることに失敗している。
しかし、サイドを主戦場とするルーカス・モウラとオランダから獲得したばかりの若者であるベルフワインにその責務を押し付けるのは少々気の毒である。
問題は大金で獲得した選手たちだ。
トッテナムが大金をかけて獲得したのはジオバニ・ロチェルソ、そしてタンギ・エンドンベレだ。
ロチェルソはその金額に見合うだけの活躍をしているのかは疑問が残る。
だが、それよりも大きな問題はタンギ・エンドンベレだ。
モウリーニョが名指しで批判するほどであり、クラブ史上最高額で獲得したにもかかわらずそのクオリティは非常に低いのだ。
その酷さは先日のモウリーニョのインタビューを見れば明らかである。
タフな戦いがこれからも続く
今シーズンは最後までタフな戦いが続くだろう。
それは降格する可能性があるチームが例年より多いからだ。
とりわけ昇格したチームが意地を見せており、そこそこのスカッドを持っているチームが降格圏近くにまで沈むなど最後までどうなるかわからないシーズンとなりそうなのだ。
通常であればシーズンが終わりに近づくにつれ、降格圏のチームが非常にタフな戦いを挑んでくるが、今シーズンはほぼすべてのチームがそうなるだろう。
また、マンチェスターユナイテッド、アーセナル、エヴァートン、レスターシティ、シェフィールドユナイテッドなど強豪との試合も残しているためそこから勝ち点を得ることは容易ではない。
既に補強はできないため、手持ちの駒でチャンピオンズリーグ出場権を獲得するために策を練らなければならない。
そしてそのほとんどはジョゼ・モウリーニョの腕にかかっているのだ。
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