プレミアリーグが再開した時、チェルシーでの役割が大きくなるだろう5人の選手
ティーノ・アンジョリン
才能あふれる若手を多く抱えているチェルシーの下部組織。
その中で新たに注目されているのが攻撃的ミッドフィルダーであるティーノ・アンジョリンだ。
アンジョリンは今シーズン、エバートン戦で見せたようにウィングでもプレーが十分に可能だと見せつけた。
トップチームのレベルにも既に達しており、残り数週間の中でフレッシュなプレーでチームを後押ししてくれる存在なのだ。
彼にとっては少々緊張を感じる瞬間かもしれないが、本格的にチェルシートップチームでプレーをするいい機会となるだろう。
ビリー・ギルモア
ビリー・ギルモアは既にそのポテンシャルを大いに見せている。
とりわけエバートン戦とリバプール戦でMOMを獲得している。
中盤の底で落ち着いてボールを捌き、チームのかじ取りを行っているのはチェルシーにとっては嬉しい誤算だろう。
エンゴロ・カンテが怪我がちであり、ジョルジーニョに対する攻略をされたとしてもギルモアとの使い分けで対応が可能なのだ。
来シーズン以降、中盤でより多くの出場機会を得るとみられているがプレミアリーグの再開後に見せる活躍次第ではチェルシーの補強計画にも大きな影響を与えるのだ。
まだ18歳のギルモアが見せるプレーメイキングに注目してみよう。
ロス・バークリー
エバートンから加入し、イングランドの将来を担うとまで言われていたロス・バークリー。
チェルシー移籍後はさっぱりであり、出場機会を思うように得ることができていない。
今シーズンも先発で出場したのは8試合のみだ。
しかし、持っている爆発力は本物でありセントラルミッドフィルダーとアタッカーを務めることができるバークリーは今後のチェルシーのスカッドにおいて重要な存在になれる可能性がある。
そのためにはFAカップのリバプール戦で見せたような爆発的なソロゴールなど自信の価値を示さなければならない。
今のところスカッドに厚みがないチェルシーは再開後はバークリーの起用も考えているだろう。
その際にどれほどのインパクトを残せるのか、彼が目指すべき道は既に見えている。
ルベン・ロフタス=チーク
未完の大器と呼ばれる巨漢のミッドフィルダー、ルベン・ロフタス=チーク。
かつてテクニックとパワーを備えた逸材ともてはやされ、チェルシーにおける絶対的な選手になると言われていたが度重なる怪我でいつの間にか彼の名前は薄れていた。
しかし、やはり持っているポテンシャルは伊達ではなかったのだ。
ボールを運ぶ力強さや足元のテクニック、そしてその積極性は唯一無二のものだ。
怪我がちの彼は現在チームの練習に戻っており、リーグ再開後は起用ができる状態になる。
2列目からの飛び出しや攻撃における貢献を見ると彼を起用しない考えはないはずだ。
復活した天才がどれほどチェルシーにとって恩恵を与える存在なのか、全チェルシー関係者が知る瞬間がやってくる。
オリヴィエ・ジルー
チェルシーファンであれば、既にオリヴィエ・ジルーの重要性は理解しているだろう。
タミー・アブラハムは確かに得点力があり、ストライカーとしてできることは非常に多い。
なおかつ年齢も若いことから彼がチェルシーにとってファーストチョイスであることに疑問は感じないだろう。
しかし、改めてジルーが試合に出場した際はその重要性を理解したはずだ。
決して多くの得点を決めるわけではないが、どうすれば周りが気持ちよくプレーできるのかを熟知しておりチームが苦しい場面ではしっかり得点を記録している。
まさにベテランの力を大いに見せつけたのだ。
契約延長を成し遂げたジルーは来シーズン以降もチェルシーにとって貴重なオプションとなるはずであり、重要な役割を果たしてくれるだろう。
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