マンチェスターユナイテッド、リンデロフに代わる4人のセンターバック候補
マンチェスターユナイテッドはブルーノ・フェルネンデスやドニー・ファンデベークをここ1年以内に獲得しており、補強は順調かと思われていたが肝心のポジションに実力者を入れることに苦戦している。
それがセンターバックだ。
ヴィクトル・リンデロフはあまりにも軽率なプレーにより非難を浴びている状況であり、早急に代わりが必要となっている。
そこで今回は「Sportkeeda」より、リンデロフに代わる4人のセンターバック候補を紹介しよう。
テデン・メンジ
はじめに紹介するのはマンチェスターユナイテッドアカデミーに所属するテデン・メンジだ。
チームのU-18のキャプテンを務めており、昨シーズンはU-23のチームで印象的なプレーを見せていた。
トップチームにも呼ばれており、ヨーロッパリーグでデビューを果たすなど今後が期待される逸材だ。
センターバックとして必要な能力はすべて兼ね備えており、スピードや強さ、空中戦などはもちろん10代とは思えないほどの落ち着きで冷静に1対1も処理することが可能だ。
既にチーム関係者は彼を将来の希望としてみなしており、監督であるオレ・グンナー・スールシャールに至ってはマタイス・デリフトと比べるなど非常に高く評価をしている。
アクセル・トゥアンゼベ
また1人アカデミー出身からの紹介だ。
2018シーズンにアストンヴィラへローンで修行に行っており、大きなインパクトを見せたアクセル・トゥアンゼベだ。
次のレベルに進む準備は既にできており、トップチームでの出場機会を掴むなど順調にキャリアを歩んでいる22歳の若手である。
しかし、そのキャリアは昨シーズンに一度ストップしてしまっている。
怪我の影響で非常に厳しい時間を過ごしているのだ。
だが、アストンヴィラで見せていた1対1の強さは周りの者の多くが評価しており、コンディションを整えてフィットさえすればリンデロフよりも相応しいハリー・マグワイアの相方になれると言われている。
ボールの扱いにも苦労はしておらず、トゥアンゼベこそが今のチームの守備的な問題を解決する大きな策になると見ても問題はないだろう。
クリス・スモーリング
再びこの男にすべてを託しても良いのではないだろうか。
クリス・スモーリングは大きな期待をされながらもマンチェスターユナイテッドでそれに見合う結果を残せていない選手の1人だ。
しかし、昨シーズンのローマへのシーズンローンで見せたプレーには誰もが驚いたはずだ。
あっという間にチームにフィットするとその後はセリエAでもトップクラスのディフェンダーとして活躍し続けた。
マルコス・ロホ、フィル・ジョーンズとともに売却すべきリストに入れられていると言われていたスモーリングは復活を果たした、いや元々持っていたポテンシャルを大いに発揮したと言っても過言ではないだろう。
ローマで見せていたパフォーマンスやリーダーシップをそのままイングランドで見せることができればチームの誰をも納得させることができるはずだ。
30歳となり長期的なオプションとして考えることはできず、ローマとの交渉も続いていると言われているが、今シーズンを彼に預けてみるのも悪くはないのかもしれない。
エリック・バイリー
エリック・バイリーはその高いポテンシャルを誰もが評価しているにもかかわらず、あまりの怪我の多さで期待はずれとされている選手だ。
スペイン時代に見せていたパフォーマンスは間違いなく本物であり、彼こそが今後のマンチェスターユナイテッドを引っ張るディフェンスリーダーだと思ったはずだ。
ディフェンススキルの高さはもちろん、カバーリングが非常に上手くマグワイアの相方としては最適な能力を持ち合わせている。
怪我の多さは彼の活躍の場を奪う悲しい出来事だが、それと同時に強さを身に着けて帰ってくるチャンスでもある。
オレ・グンナー・スールシャールは今シーズンの守備に関してはバイリーのことを信頼しており、アカデミー出身の若手やローマで活躍したスモーリングよりも試したがっているはずだ。
多額の移籍金をつぎ込むことなく彼らは理想とする守備を手に入れることはできるのだろうか。
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