ユルゲン・クロップ史上最強のベストイレブンは?これまで率いてきたチームから選別!
ゴールキーパー:アリソン・ベッカー
ローマから獲得したアリソン・ベッカーはあっという間にドイツ人指揮官の信頼を得て見せた。
ペペ・レイナの退団後、絶対的な選手を必要としていたゴールキーパーにワールドクラスの補強をすることに成功したのだ。
ゴールキーパーとして高いセービング能力を持ち、その他ポジショニングや空中戦へも強さを見せている。
また、それだけではなくマヌエル・ノイアーやエデルソンらに劣らぬ足元の上手さとキックの精度でビルドアップにも貢献している。
事実、アリソンの加入後のリバプールは守備が見違えるほどに良くなっているのだ。
今のところユルゲン・クロップは彼以上のゴールキーパーと仕事はしたことなく、おそらくそれ今後も続いていくことになるだろう。
サイドバック:トレント・アレクサンダー・アーノルド
元々は中盤の選手として見られていたトレント・アレクサンダー・アーノルドは右サイドバックへのコンバート後、すぐさま世界最高峰の選手へと成長した。
元々キックの精度が高いことは知られていたが、ユルゲン・クロップの戦術に馴染んでからはもはやチームの戦術の要として機能するなど重要な選手となっている。
クロスの正確さは今更何も言うことはなく、最近では自らもシュートを狙うなど積極性も見せている。
まだ21歳の彼は成長の余地を残しており、今後中盤の選手として起用する可能性も十分に考えられる。
センターバック:マッツ・フンメルス
ドルトムントを率いていた際に最も信頼していた選手の1人だ。
マッツ・フンメルスの守備は当時チャンピオンズリーグでレアルマドリーを破るなど世界にドルトムント旋風を巻き起こしていた際にチームを大きく支えていた重要な要素であった。
また、彼の特徴はその高い守備力だけではなく正確なフィードにもある。
1本のパスからチャンスを演出することも少なくはなく、彼のようなセンターバックが必要と世界中のクラブがそう感じたはずだ。
彼がこれまでドルトムントにもたらしたものは非常に大きく、バイエルンに移籍をしたもののそれを忘れるサポーターは誰一人としていないだろう。
センターバック:フィルジル・ファンダイク
現在、世界最高峰のセンターバックの1人であるフィルジル・ファンダイク。
チャンピオンズリーグを制し、念願のプレミアリーグのトロフィーを獲得した背景には彼の存在が大きいだろう。
当時、ユルゲン・クロップが就任したころのリバプールは守備に大きな課題を抱えていた。
そこでアリソン・ベッカーとともに守備力の改善のために獲得したのがファンダイクなのだ。
ディフェンダーとして必要なものをすべて兼ね備えており、バロンドールでも2位を獲得するなど世界中で評価をされている男だ。
現在は怪我で長期離脱をしているが、復帰後はまたいつものようにチームを支える柱として活躍をしてくれるだろう。
サイドバック:アンドリュー・ロバートソン
ハルシティから£8mという値段でリバプールにやってきたアンドリュー・ロバートソン。
当時は左サイドバックのアルベルト・モレノが守備に問題を抱えており、ジェームズ・ミルナーが務めていた。
ロバートソンはそんな問題に終止符を打ち、バイエルンのアルフォンソ・デイビスに次ぐ市場価値を付ける実力者に登り詰めたのだ。
ディフェンダーとして攻守ともに安定しており、とりわけクロスの精度はトレント・アレクサンダー・アーノルドに劣らぬほど高い。
リバプールでは130試合以上に出場しており、32アシストを記録している。
ユルゲン・クロップのベストイレブンを決めるのであればサイドバックの2人に彼らを外すことはやはりできないだろう。
セントラルミッドフィルダー:ジョーダン・ヘンダーソン
現在のリバプールのキャプテンであり、初のリーグ優勝を果たしたキャプテンとしても名前が刻まれるだろうジョーダン・ヘンダーソン。
彼の持つ熱さは大きな特徴の1つだが、それ以上にミッドフィルダーとしての能力の高さは世界でも類を見ないほどだ。
アンカーを務められるほどの視野の広さに元々の強みであるボックス内への積極的な侵入、そしてセカンドボールの回収能力はチームの守備における重要な武器となっている。
年々進化するヘンダーソンは怪我がちなことが懸念とされてきたが、つぶれることなく幾度となく復活を果たし、今や克服しているのだ。
FWA年間最優秀選手賞も受賞し、彼のキャリアはまだまだ明るくなっていくだろう。
次はどのトロフィーを掲げることになるのか。
アタッキングミッドフィルダー:マルコ・ロイス
ガラスの天才という言葉がこれ以上似合う男はいないだろう。
ドイツ代表でも長く主力を務めていたマルコ・ロイスはこれまでユルゲン・クロップが出会ってきた中でも最も優れたアタッカーの1人だろう。
プレースピードが異常に速く、一時期はその速さに相手がついてこれないことからロイスへ直接的な接触が増え、怪我に繋がっているのではと言われていたほどだ。
また、複数のポジションをこなすことができるのもロイスの強みであり、ドリブルやシュートの精度も高水準であることからあらゆる場面で脅威になることができる。
ロイスもまた、ユルゲン・クロップの下でワールドクラスへと成長できたことを実感しておりお互いをリスペクトし合う非常に良い関係となっている。
セントラルミッドフィルダー:イルカイ・ギュンドアン
ゲームメイクに長けた選手と言って思いつく選手は複数いるだろう。
その中でもユルゲン・クロップが率いていた頃のドルトムントの中盤を厚くしていたイルカイ・ギュンドアンのインパクトを忘れることはできない。
中盤から仕掛けるドリブル技術も持ち合わせていたギュンドアンは長くドルトムントで重要な選手として君臨し続けた。
2013年にはチャンピオンズリーグ決勝で同点弾を決めるなど大舞台に強いことも証明している。
リバプールがチャンピオンズリーグで優勝した際はツイッターで祝うなど両者の関係は未だに良好とみられている。
右ウィング:モハメド・サラー
現在のリバプールのエースを務めるモハメド・サラー。
ローマから獲得した際はここまで活躍すると予想していた人は少なかったのではないだろうか。
2017年にはプレミアリーグの1シーズンにおける得点記録を塗り替えており、その後も2シーズン連続で得点王を獲得するなどコンスタントに得点を積み重ねている。
圧倒的なスピードを武器としており、リバプールの戦術にも完璧にフィットする特徴でもある。
相手チームから激しい対策を受け、苦しみながらもチームを助ける得点を記録する姿はまさに頼りになるエースと言ったところだろうか。
左ウィング:サディオ・マネ
もう1人のエースであるサディオ・マネももちろんこのベストイレブンに入っている。
その派手さからモハメド・サラーに注目が集まり勝ちだが、マネの貢献度はおそらくサラーを上回っているだろう。
同じくスピードを武器としており、圧倒的な身体能力から時にとんでもないゴールを決めてしまう男だ。
サウサンプトン時代より得点力を上げており、ついにはリーグで得点王を獲得するほどになっている。
また、彼の素晴らしいところはその攻撃力だけでなく高い守備力にもある。
意識も高く、自ら自陣でボールを奪ってカウンターに繋げるシーンも少なくない。
戦術上非常に重要な役割を果たしており、彼を売却することは確実にユルゲン・クロップの頭の中にはないだろう。
センターフォワード:ロベルト・レヴァンドフスキ
センターフォワードはこの男以外選ばざるを得ないだろう。
ドルトムントでストライカーとして成長し、今やバイエルンで確固たる地位を築いているロベルト・レヴァンドフスキ。
30歳を超えてもその得点力は衰えを見せるどころか勢いを増しており、今年はコロナウィルスの影響もありバロンドールの発表はなかったものの最もふさわしいと各メディアが報じていたほどだ。
既に今シーズンもリーグで10得点を記録しており、誰も彼を止めることはできていない。
ドルトムント時代には187試合に出場し、103ゴールを記録するなどマリオ・ゲッツェやマルコ・ロイスらと並ぶ重要な攻撃のピースとして機能をしていた。
彼もまたユルゲン・クロップに出会ってからワールドクラスへと成長した選手であり、お互い忘れることのないリスペクトすべき人物として胸に刻まれているだろう。
コメント