リバプール、ロベルト・フィルミーノの後釜になり得る3人の選手
リバプールのロベルト・フィルミーノは今シーズン、本来のパフォーマンスをなかなか発揮できておらず、チーム全体の不調の原因の1つとも言われている。
まだまだ年齢を考えても主力となるべき存在であり、復活の可能性も残しているがリバプールはゆくゆくこの特殊な役割をこなす偽9番の後釜を確保する必要がある。
そこで今回は「Sportkeeda」より、ロベルト・フィルミーノの後釜となり得る3名の選手を紹介しよう。
パウロ・ディバラ
年齢を考えると長期的なオプションとは言えないかもしれない。
ユベントスのパウロ・ディバラはその高い技術を駆使し、複数のポジションをこなす器用さと確実に相手ゴールを仕留める得点力を併せ持つ天才タイプの選手だ。
その状況に応じたスペースを見つける判断力と狭いところでのドリブル技術はまさに相手守備陣からすると悪夢のようであり、おまけに彼はフリーキックの名手でもあるため攻撃においてチームの大きなカギとなれる選手なのだ。
使いどころが難しいと言われることもあるが、適切な起用方法であれば今のフィルミーノの役割とは若干違ってもチームを前線から活性化させることはできるはずだ。
毎年のように移籍の噂がついて回るディバラだが、今夏はユベントス側も適切なオファーさえ届けば放出を容認する姿勢であり、リバプールが本気で獲得に向かうのであればこの移籍は実現することになるだろう。
ドニエル・マレン
ドニエル・マレンは昨シーズンから注目されていた若手選手の1人であったが、膝の怪我により彼の名前はメディアに出る機会が減ってしまっていた。
しかし、今シーズンはここまで28試合に出場し、17ゴールを記録するなどあっという間にオランダリーグを代表する選手へと成長を遂げたのだ。
ヨーロッパリーグでも5ゴールを記録するマレンは多くのクラブから注目を受けるほどであり、とりわけ前線で複数ポジションをこなせることとスピードを活かした突破力は高く評価されている。
彼もまたフィルミーノの完全な後釜というわけにはいかないが、年齢を考えても長期的にリバプールの中央を張ることのできる選手となるのではないだろうか。
アーリング・ハーランド
RBザルツブルクで頭角を現し、ドルトムントでは世界が認めるワールドクラスのストライカーへと成長したアーリング・ハーランド。
同じブンデスリーガで絶対的存在であるロベルト・レヴァンドフスキを彷彿とさせるプレースタイルだが、彼のゴールへの貪欲さや勝利への執念は20歳と言う年齢にまったく見合っていないものだ。
彼はただゴール前で構えてシュートを撃ちこむ選手ではなく、前線からのプレスや周りの選手を見つける冷静さもしっかりと兼ね備えており、大柄な体格にもかかわらずかなりのスピードを持っているためチームにとって多くのオプションを与える選手となる。
フィルミーノは前線のスペースを見つける動きや得点力の高い両ウィングを活かす動きは抜群に上手いが、シーズン20点を記録する得点力は備えていない。
仮にハーランドがプレミアリーグにフィットし、その後の指導でこれまでのフィルミーノと同等の仕事をやってのけるのであれば確実にリバプールにとっては10年近い栄光を約束してくれる選手となるだろう。
問題は彼を狙うクラブがあまりにも多く、移籍金も非常に高く跳ね上がっていることだろう。
今最も世界で注目されているストライカーを射止めるのは一体。
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