リバプールが44試合負けなしの間に起こった興味深い6つの出来事
衝撃のニュースが入った。
今シーズン無敗でリーグを戦い、そのまま無敗優勝をするのではと言われていたリバプールが下位に位置するワトフォードに敗北を喫したのだ。
実に44試合連続でリーグで無敗を誇ったリバプールだがあっさりと記録が途絶えてしまった。
今回はその44試合の間で起こった興味深い出来事を紹介しよう。
リバプールが122ポイントを稼いだ
2019年の1月4日からリバプールの無敗街道が始まった。
その間に稼ぐことができるポイントは135だが、リバプールはそのうち122ポイントを獲得したのだ。
これはこれまでで最も多い勝ち点であり、マンチェスターシティですら届かない数字だ。
ちなみにマンチェスターシティはその間で105ポイント、チェルシーは73ポイント、マンチェスターユナイテッドとトッテナムはそれぞれ68と63ポイントとなっている。
ジェシー・リンガードが1年以上ゴールとアシストを記録しなかった
有名な話である。
1月2日にアシストを記録して以降マンチェスターユナイテッドのジェシー・リンガードは1年以上ゴールもアシストも記録していないのだ。
396日経った今でもその不名誉な記録は続いてしまっている。
マンチェスターユナイテッドは既にブルーノ・フェルナンデスを獲得し、前線でも若いメイソン・グリーンウッドを起用し始めている。
さらに来夏にはジャック・グリーリッシュ獲得のために売却される噂が立つなどポジティブなニュースが全くないのだ。
マンチェスターシティが7試合を落とした
近年の強さのあまりこれがどれくらい興味深いかわからないかもしれない。
マンチェスターシティが7試合を落としているのだ。
100ポイントを稼いで優勝したことがある彼らからすると”落としすぎ”とも言える数字であり、特に今シーズンはエメリク・ラポルテの離脱もあってか昇格組のノリッジシティ相手に黒星を喫するなどらしくない場面が多い。
既に首位リバプールとは20ポイント以上離されてしまっているがチャンピオンズリーグではアウェイでレアルマドリーを相手に勝利するなど悲願のタイトル獲得に向けて進んでいる。
ジェイミー・ヴァーディがリーグで最多となる28ゴールを決めた
未だ衰えを見せない、優れたスピードと決定力を持つレスターシティのジェイミー・ヴァーディ。
彼はリバプールが無敗の間に28ゴールを挙げている。
これは名手であるセルヒオ・アグエロやモハメド・サラー、ピエール・エメリク・オーバメヤンらよりも多く最多となる数字だ。
昨シーズンの得点王はモハメド・サラー、サディオ・マネ、そしてピエール・エメリク・オーバメヤンの3人であったが今シーズンはヴァーディが得点王を獲得する可能性が高い。
レスターシティの調子も非常によく、このままいけば4位以内でフィニッシュし見事にチャンピオンズリーグ出場権を手にすることができる。
来シーズンはレスターのエースが欧州の舞台で躍動する姿が見れるのだろうか。
プレミアリーグで18回の監督交代が行われた
これは非常に多い数字だろう。
ウェストハムユナイテッドやアーセナル、トッテナム、といったチームで監督交代が行われたのだ。
もちろん昨シーズンも含まれるため降格してしまったハダースフィールドも監督交代を行っている。
上位チームではリバプール、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド以外のチームが大きな決断をしたためまさに変革期と言えるだろう。
しかし、歴史に名を残すほどの名将であるジョゼ・モウリーニョが再び戻ってきたかと思えばOBであるフランク・ランパードやミケル・アルテタが監督としてプレミアリーグにやってくるなど非常に興味深い事態が起こっているのだ。
リバプールが3つのトロフィーを獲得した
しばらくタイトルから遠ざかっていたリバプールだが、約1年の間に3つのトロフィーを獲得しているのだ。
バルセロナとの歴史的一戦に勝利し、その後の決勝で見事優勝を果たしたチャンピオンズリーグをはじめUEFAスーパーカップ、そしてクラブワールドカップだ。
昨シーズンは97ポイントを稼ぎながらリーグ優勝ができなかったリバプールだが、その悔しさをバネにしたのだろうか。
今シーズンはリーグタイトルが濃厚のリバプールだが、国内カップ戦とチャンピオンズリーグも残っているためトレブルが可能な状態だ。
記録が潰えた彼らが新たな伝説を作るのか、今シーズンのプレミアリーグは注目どころが非常に多いだろう。
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