今シーズン、プレミアリーグで最も優れているセンターバック5選
5.ジョニー・エヴァンス
ハリー・マグワイアが退団し、不安視されていたディフェンス陣を改善したのがチャグラル・ソユンクとその相方、ジョニー・エヴァンスである。
チャグラル・ソユンクは優れた身体能力と足元の技術でマグワイアの穴を埋めてみせ、多くのクラブが狙うほどの選手へと大きく成長している。
しかし、ソユンクほど目立たないかもしれないがレスターシティ全体に落ち着きを与えているのは間違いなくこのジョニー・エヴァンスだ。
ベテランであるエヴァンスは元マンチェスターユナイテッドの出身であり、今まで過小評価されていた選手でもある。
冷静な判断と強さ、そして時には得点に絡むほどの頼りがいを見せるエヴァンスはこのリストに載っていて何ら不思議ではない存在だ。
4.コナー・コーディ
確かな実力をつけてきたウルブズにおいて欠かせない男であり、キャプテンを務めるコナー・コーディ。
コーディは優れたディフェンスのまとめ役であり、居なければならない時、場所に居ることができる。
また、中盤にジョアン・モウチーニョやルベン・ネベスら素晴らしいパサーがいるウルブズだが、たとえ彼らが不在でもコーディは40ヤードのパスを届けることができるのだ。
アダマ・トラオレが今シーズン特に目立つことができるのはこのコーディのおかげでもあるということだ。
タフさや計算されたタックルを仕掛けることもできるコーディは来シーズンのウルブズも大きく支える存在となるだろう。
3.ジョー・ゴメス
度重なる怪我を経験してもなお、この男は這い上がってきた。
若くしてリバプールに移籍したジョー・ゴメスはサイドバックでもプレーが可能な選手であり、まだまだ若いもののこれまで多くのことを経験してきた。
ゴメスの特徴はその足の速さと足元の上手さだ。
ハイボールに対する守備はまだまだ課題とするところだが、彼のカバーリング技術や裏を取られても追いつける脚力は誰よりも優れた能力だ。
リバプール全体としてもゴメスがスタメンで出場した際の失点数はわずかに4なのだ。
フィルジル・ファンダイクの横で多くを吸収しているゴメスだが、年齢的に全盛期を迎えるのはこれからだろう。
今以上に驚異的な守備者になり、プレミアはおろか世界でもトップのセンターバックになることができる。
2.ジョン・イーガン
今シーズンのシェフィールドユナイテッドの躍進はまさに驚くべきものだ。
クリス・ワイルダーの斬新すぎる戦術がハマり、多くのクラブを混乱に陥れている。
もちろん毎シーズン上位を位置していたチームらも含まれている。
その戦術の中で非常に重要な役割を担っているのが3バックの中央を務めるジョン・イーガンだ。
シェフィールドは両センターバックのオーバーラップが特徴的であり、ウィングバックはそれに合わせて彼らをサポートする。
相手守備陣はこの予測が非常に難しい動きに翻弄されることが多く、脅威が足りない場合はフォワード陣がスペースを埋めるべく中盤まで下がることもある。
このように複雑で絡み合う戦術の中でイーガンは守備の要、心臓として中心に君臨していなければチームはあっという間に崩れてしまう。
つまりイーガンの中央での役割、両サイドに出すパスや相手をせき止めるディフェンスとしての力、そして周りの状況を把握する力がシェフィールドを大きく支えているのだ。
イーガンこそが失点数わずか25点の正体と言ってもいいかもしれない。
1.フィルジル・ファンダイク
今シーズンもこの男は壊せない。
バロンドールの最終選考まで進み、もはや弱点が無いことはもちろん得点力まで上げているフィルジル・ファンダイクを超えるセンターバックは存在しない。
リーグ最少失点を誇るリバプールの要であり、仮に彼がいなければリーグ戦でここまでの余裕を作ることはできなかっただろう。
チームとの契約にも前向きだと伝えられてるファンダイクはタイトル奪取に集中しているはずだ。
リバプールの黄金期を作り上げ、今シーズンでプレミアリーグのタイトルを獲得し、来シーズンもまた恐ろしいほどの能力をイングランドで見せつけてくれるに違いない。
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