今シーズン、プレミアリーグで最も過小評価されている選手5人
リカルド・ペレイラ
リカルド・ペレイラは世界でも最も完成されたサイドバックの1人だ。
今シーズンのレスターシティの躍進は彼抜きで語ることはできず、逆サイドのベン・チルウェルとともに最高のパートナーとして関係性を築き上げている。
ペレイラの凄まじいところは攻守に貢献することができるということだ。
特に守備においてはリーグで3番目となる119のタックル数を記録しており、アーロン・ワン=ビサカの活躍に隠れてしまっているもののとんでもない守備力を擁している。
また、4ゴール3アシストという数字にも文句はなく、代表においても絶対的な選手になる日は近いはずだ。
ガブリエル・ジェズス
果たして数年前に期待されていた若きブラジリアンはその期待を裏切っているのだろうか。
いや、ガブリエル・ジェズスは十分すぎる活躍をペップ・グアルディオラの下で見せている。
テクニカルであり、それでいてセルヒオ・アグエロから学んだであろうストライカーとしての動きを年々磨き上げており、なおかつチームのために戦う献身的な姿勢を持ち合わせている。
ゴールを射抜く眼も素晴らしく、今後のチームで中心となれる選手だ。
これまでマンチェスターシティで伝説を作り上げていたアグエロと比較してしまうとかもしれないが、今シーズンの全コンペティションで23ゴールを記録しており、年齢もまだ23歳なのだ。
彼は今後も重要な役割を与えられるはずであり過小評価すべきではない選手だ。
グラニト・ジャカ
これはサポーターの間で意見が分かれてしまうかもしれない。
確かにグラニト・ジャカはアーセナルサポーターの反感を買うようなことをしてしまったのも事実だ。
しかし、ミケル・アルテタ政権になり彼がれっきとした戦力となっているのもまた事実。
ハードなタックルを見舞うことができ、持ち味であるロングフィードでチャンスを演出することもできる。
遠目の距離からシュートを打ち込むことや強烈なリーダーシップなど彼の特徴は挙げるとキリがなくなってしまうほどであり、サポーターの中には彼を嫌う人もいるかもしれないが次のシーズンでどのような活躍をするのか見るべきだろう。
ラウール・ヒメネス
ウルブズのラウール・ヒメネスは正当な評価を受けているように見えるが、まだまだ足りないと言っていいだろう。
モダンなストライカーであり、得点やチャンスの演出など多くの場面で絡むことができるが誰も彼を世界的な選手と認めようとはしない。
ウルブズが昇格後、プレミアリーグで脅威となり、ヨーロッパリーグでもベスト4に食い込む手前まで進むことができたのはヒメネスの活躍があったからこそだ。
彼らにはルベン・ネベスやディエゴ・ジョッタ、アダマ・トラオレなど個性の強烈な選手はいるもののシーズンを通して27ゴールを記録したヒメネスは高い評価を受けるべき選手だろう。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
役割があまりにも地味であることから度々過小評価されているジョルジニオ・ワイナルドゥム。
しかし、今のリバプールは彼無しではとうてい語ることはできない。
彼らが目指しているサッカーにおいて常に黒子となり、ボックストゥボックスの選手として見事にバランスをとってきた張本人なのだ。
こればかりはキャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンも真似はできないだろう。
大きな怪我もなく、クレバーなワイナルドゥムは敵の攻撃の芽を摘み取ったりカウンターを防ぐ壁となったり、戦術を支える縁の下の力持ちなのだ。
また、彼の凄みは攻撃面にもある。
チームが苦しい状況にある時は自ら主人公と言わんばかりに得点を記録し助けてくれるのだ。
彼のプレミアリーグでの活躍は年間MVPに選ばれてもおかしくはなく、さらに高い評価を受けるべきだろう。
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