今シーズン、プレミアリーグで最も驚異的だった攻撃トリオTOP5
時代は常に興奮を求めている。
それは繊細なボールタッチで観客を沸かせることもあれば、豪快なシュートでスタジアムを思わず黙らせてしまうもの、指先一つでボールをかき出し安堵の声を響かせるようなものまである。
そんな中、複数の選手が互いの良さを引き出しあい攻撃を形作る前線のトリオは常に注目される存在だ。
そこで今回は今シーズンのプレミアリーグで最も驚異的であった攻撃トリオTOP5を紹介しよう。
チェルシー:タミー・アブラハム、ウィリアン、クリスティアン・プリシッチ
ゴール:25 アシスト:11
チェルシーの若き星とベテランが入り混じったこのトリオはプレミアリーグでも厄介な存在だっただろう。
特に15ゴールをここまで決めているタミー・アブラハムは良い意味でチェルシーファンを裏切った形となった。
いくらチャンピオンシップで活躍してもプレミアでは全く良さを活かしきれない選手も多いからだ。
ウィリアンは今シーズン限りで退団となってしまうが、まだ若いアブラハムとプリシッチのコンビは今後も継続していくはずでありフランク・ランパードが目指す理想的な攻撃の形を作り上げていくはずだ。
来シーズン以降にこの枠に入り込むのが一体誰なのか、気になるところである。
マンチェスターユナイテッド:アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、ダニエル・ジェームス
ゴール:28 アシスト:13
こちらもまた若いトリオの登場だ。
ロメル・ルカクとアレクシス・サンチェスを失った彼らに攻撃のオプションは果たして存在するのか、得点源となれる存在を作ることはできるのかなど攻撃に関して多くのことを言われていた。
しかし、ラッシュフォードとマルシャルは結果的に2人とも2桁ゴールを達成しておりジェームスも3ゴールと得点はそれほど多くないものの持ち前のスピードを活かした突破でチャンスメイクに突出していた。
もちろん若さは長期的な目線にも繋がり、今後もオレ・グンナー・スールシャールのチームにおける重要選手として君臨し続けるはずだ。
マンチェスターシティ:セルヒオ・アグエロ、ラヒーム・スターリング、リヤド・マフレズ
ゴール:28 アシスト:13
未だにプレミアリーグにおけるベストストライカーとして活躍しているアグエロを中心としたトリオ。
昨シーズンから得点力を大きく伸ばしているスターリングとレスターシティ時代にその価値を大きく発揮したマフレズも素晴らしい活躍を見せている。
これまでリーグ最多得点を記録するマンチェスターシティにおける絶対的な選手たちであり、ケヴィン・デブライネやベルナルド・シウバらが演出するチャンスを決め切るのも彼らの役目だ。
贅沢かつ豪快なマンチェスターシティのこのトリオは来年も継続されるのだろうか。
それともガブリエル・ジェズスや新たに加入するかもしれない選手が台頭するのか。
レスターシティ:ジェイミー・ヴァーディ、アヨゼ・ペレス、ハーヴェイ・バーンズ
ゴール:32 アシスト:14
今シーズン、再びプレミアリーグで波乱を巻き起こそうとしているレスターシティ。
いや、もはや彼らはプレミアにおける強豪として常にトップ4を狙うチームへと進化しているのだ。
そこで攻撃の中心となっているのがこのトリオだ。
未だに得点を量産し続け、得点ランキング1位を維持しているヴァーディをはじめプレミアでの実績を持っているペレス、そして若いながらも爆発的な力を持っているバーンズのバランスは完璧だ。
気になるのは来シーズンだろう。
このままチャンピオンズリーグへの出場権を確保すると新たに選手も獲得するはずであり、レスターシティの選手層は一層厚くなるからだ。
リバプール:ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネ
ゴール:31 アシスト:16
やはり1位は彼ら以外にないだろう。
驚異的なバランスと両翼の得点力、さらには守備にまで貢献してしまうトリオはこの3人を置いて他ならない。
未だに過小評価されることもあるフィルミーノはやはりスタッツではアグエロやその他のストライカーたちと見劣りしてしまう。
しかし、数字で語ることのできない彼の凄みは両翼の2人が見事に証明している。
欧州を制覇したメンバーでもあり、今シーズンはプレミアリーグのタイトルが既に目の前まできている。
このままトロフィーを獲得し、来シーズン以降は複数のタイトルを狙う戦いを展開してくるだろう。
おそらく新戦力を迎えると言われているがそんな中、リバプールの攻撃を体現するのは間違いなくこの3人だ。
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