今シーズン、プレミアリーグで過小評価されている5人
世の中には華がなく、その活躍に比例しない評価を受けている選手が非常に多くいる。
もちろん、プレミアリーグも例外ではない。
ケヴィン・デブライネのような派手で天才的なアイディアを持つ選手は評価されて当然だ。
しかし、その他にも高い評価を受けるべき選手はいるのだ。
そこで今回は「Sportkeeda」より、今シーズンプレミアリーグで過小評価されている5人を紹介しよう。
マーティン・ダブラフカ
今シーズンのニューキャッスルユナイテッドは彼に助けられた場面が非常に多いだろう。
セーブ数はリーグトップの117、そして9つのクリーンシートを記録するなどまさに守護神たるを証明している選手だ。
何よりも素晴らしいのはその一貫性だ。
彼はシーズンを通して安定した活躍を見せていた。
もしその一貫性がなく、調子の波が激しい選手であればニューキャッスルは29試合で35ポイントを稼ぐことはできていなかったはずだ。
それはすなわち降格圏に入っていてもおかしくはないということ。
彼の活躍が記憶になければ1-0でチェルシーに勝利した試合と2-0で勝利したシェフィールドユナイテッド戦を見るべきだろう。
エミリアーノ・ブエンディア
ついに降格がみえてきてしまったノリッジシティには多くの有望な選手がいる。
若手であればパワフルなトッド・キャントウェルやベテランならばテーム・プッキなど、試合中に見せる魅力的な連携は彼らのような攻撃陣がいてこそなのだ。
もっとも、エミリアーノ・ブエンディアもその美しさを体現している選手の1人なのにもかかわらずなぜか過小評価されている。
今シーズンは7アシストを記録しており、これはダビド・シルバ、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらと同数だ。
また、開幕戦ではリバプールに1-4で敗北したものの唯一のプッキの得点をアシストしたのもブエンディアなのだ。
キャントウェルら若手には移籍の噂が多くたっているがブエンディアも獲得を熱望されるに値する選手だ。
ルイ・パトリシオ
昇格して間もないウルブズで注目されているのは誰だろうか。
ラウール・ヒメネスやルベン・ネベスそして恐ろしいフィジカルを備えたアダマ・トラオレだろう。
しかし、ポルトガル代表の守護神として活躍するルイ・パトリシオを無しに今のウルブズを語ることはできない。
本来であればチャンピオンズリーグ常連チームの守護神を務めていてもおかしくはないほどの実力を持っているのだ。
29試合で34失点という記録は堅守を誇るウルブズならではだが、最後方でゴールを守るパトリシオはベルント・レノ、ダビド・デヘア、エデルソンらと並ぶ評価を受けるべきだ。
ダニー・イングス
リバプールのフロントスリーの壁を崩せなかったことと、不運な怪我が重なったことから移籍を選択したイングス。
怪我もかなりシリアスなものであり、サウサンプトン移籍は彼にとってフレッシュでより良いものになればと誰もが思っただろう。
しかし、イングスは怪我の影響など全く見せずに今シーズンは15点を挙げるなど衝撃的な活躍をしている。
ラルフ・ハーゼンヒュットル率いるチームは激しいプレスが特徴の一つだが、イングスはフォワードとして常に相手ゴールキーパーとディフェンダーに対しプレッシャーをかけ続けている。
得点以外での貢献も可能なイングスの強みが見事に発揮されているのだ。
サウサンプトンはハーゼンヒュットルを招聘したことでじっくりとチームを作り直すだろう。
その中でイングスが果たす役割は今以上に大きくなるはずだ。
ウィルフレッド・エンディディ
プレミアリーグの中盤でロドリやジョーダン・ヘンダーソンに注目が集まるのは当然だ。
しかし、レスターシティの快進撃と彼らが見つけた新たなエンゴロ・カンテを忘れてはいけない。
ウィルフレッド・エンディディは恐ろしいほどの守備力を擁しており、今シーズンのタックル数はチームメイトであるリカルド・ペレイラ、マンチェスターユナイテッドのアーロン・ワン=ビサカに次ぐ3位となっている。
また、彼の特徴は守備だけでなくポゼッションスタイルを基本とするブレンダン・ロジャースが好むような正確なパスも持ち合わせている。
それはディフェンダーから受け取ったパスを前線の若く強いアタッカーたちに渡すには十分なレベルなのだ。
強靭なフィジカルと正確な足元を持つエンディディは驚くべきことにまだ23歳なのだ。
彼のパフォーマンスレベルは既にプレミアトップであり、決して過小評価されるべき選手ではない。
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