今シーズンプレミアリーグで最も成長した5人
ジョニー・エヴァンス
マンチェスターユナイテッドにいたこの男は今やレスターシティで最も信頼できるセンターバックとして成長した。
ジョニー・エヴァンスはレスターシティに移籍した時はハリー・マグワイアとチャグラル・ソユンクの競争相手だったが、2人の強固なコンビネーションを崩すことができずにいた。
そんな中マグワイアが自らの古巣であるマンチェスターユナイテッドに移籍すると出番を確保。
それからというもの守備の要として君臨し、70%を超えるタックル成功率を武器に現在のレスターシティの躍進を後方で支えている。
プレースタイル上、相方のソユンクのほうが目立ちがちだが冷静に相手を刈り取る技術はエヴァンスのほうが一枚も二枚も上手だ。
ドミニク・キャルバート=ルーウィン
マルコ・シウバ政権でイマイチ輝くことのなかったドミニク・キャルバート=ルーウィン。
カルロ・アンチェロッティの下で彼は自らの役割を完全に理解したかのような動きでエヴァートン攻撃陣を見事に引っ張っている。
エヴァートンはこれまでユベントスから移籍してきたモイーズ・キーンやチェンク・トスンなど有望なフォワードを獲得してきたが、どれも期待通りとはいかない結果となっている。
そんな中ようやく点取り屋として目覚めることに成功したのだ。
リシャルリソンは年々成長しており、今やビッグクラブたちが目をつけるほどの逸材となっているがキャルバート=ルーウィンが今シーズンタミー・アブラハムやラウール・ヒメネスらと同じ13得点を取っていることを忘れてはいけない。
ベルント・レノ
アーセナルの試合を見ている人ならわかるはずだ。
ベルント・レノが今シーズンどれほどアーセナルを救ってきたのかを。
脆弱な守備が度々指摘されているアーセナルだが、今シーズンもボトムハーフのチームを相手に失点を許すなど改善の傾向はみられずにいる。
味方ゴールへ凄まじい量のシュートが飛んでいるのはいい気分ではないだろう。
しかし、そのほとんどをレノは止めてきたのだ。
元々評価されていたショットストップのレベルは確実に上がっており、まさに守護神の名にふさわしい活躍を見せている。
ドイツには実力のあるゴールキーパーが多く、代表ではマヌエル・ノイアーとマルク・アンドレ=テアシュテーゲンに次ぐ3番手となっている。
この活躍を続ければヨアヒム・レーヴ監督もレノを試さずにはいられないだろう。
スコット・マクトミネイ
パッとしない印象が強かったのではないだろうか。
今ではプレミア屈指のボックストゥボックスになっているスコット・マクトミネイ。
チーム内で唯一ともいえるスター選手であるポール・ポグバが怪我で長く離脱しており、中盤は弱体化するとみられていた。
確かに本来よりも中盤は弱いかもしれないがそれを支えているのがマクトミネイなのだ。
ハードワークが持ち味のマクトミネイは攻撃面ではエリア外からのシュートなどで脅威を示し、守備面ではその大きな体を用いて粘り強い守りを展開する。
新加入のブルーノ・フェルナンデスともいい関係を築けるはずであり、再び強いユナイテッドを取り戻すためには必要不可欠な選手となった。
アダマ・トラオレ
世界中のサッカーファンに衝撃を与えたのがウルブズのアダマ・トラオレだ。
バルセロナの出身であり、ミドルズブラ時代からそのドリブルと突破力は評価されていたが視野が狭く球離れが悪いため使い勝手の悪い選手であった。
しかし、守備をおろそかにすることを許さないヌーノ監督の下でチームプレーを叩き込みトラオレは非常に恐ろしいアタッカーへと成長した。
スペースがある場合はモハメド・サラーのような突破から強力なシュートを放ち、時には中へ正確なクロスを供給する。
スペースを消された場合でもラウール・ヒメネスやウィングバックであるマット・ドハーティらと連携を取りながら確実に相手守備陣を破壊していく。
ラガーマンと称されるこの男はレアルマドリーもが注目していると言われており来夏での移籍市場でどのようなオファーが来るのか非常に楽しみな選手だ。
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