今シーズン、欧州で最も成功したローン移籍5つ
クリス・スモーリング
マンチェスターユナイテッドで失敗の烙印を押され、時にはネタにされることもあったクリス・スモーリング。
そんなスモーリングは現在ローマでプレーしており、セリエAでも屈指のディフェンダーとして活躍している。
マンチェスターユナイテッドはハリー・マグワイアを獲得し、いよいよ出番が無くなったと思われていたがこの活躍を目の当たりにしては無視することはできないはずだ。
イングランド代表で監督を務めるガレス・サウスゲートも再び代表へと召集する考えを見せているとも言われている。
ローマは多くの債権を抱えており、選手の売却が必要と言われているが本音で言うとスモーリングの完全移籍を望んでいるはずだ。
マウロ・イカルディ
インテルで色々あったマウロ・イカルディはエディンソン・カバーニの後釜という立ち位置でパリ・サンジェルマンに加入した。
それからも彼は元々持っている実力を遺憾なく発揮し、しっかりと信頼を掴んでいる。
今シーズン、既に20ゴールを決めておりリーグアンは終了となってしまったがまだチャンピオンズリーグが残っているためこの記録は伸びることが予想される。
パリ・サンジェルマン側はイカルディの活躍を見て完全移籍での獲得を検討するはずだ。
カバーニの後釜としてこれ以上ないほどの信頼性を持ったストライカーなのだ。
ディーン・ヘンダーソン
今シーズンのプレミアリーグを驚かせたシェフィールドユナイテッド。
かつてのレスターシティ級の衝撃であり、昇格してきたばかりの彼らは何とヨーロッパの大会への出場権を得ようとしているのだ。
特殊な戦術を操るクリス・ワイルダーのチームで最も重要なのは守備だ。
既にリーグ屈指の守備を構築しているがその中心は間違いなくディーン・ヘンダーソンだ。
マンチェスターユナイテッドからローンで修行に出ており、一部ではアリソンやベルント・レノ、エデルソンらよりも高い評価を受けている。
試合を見てもその評価は納得であり、まさに守護神たるを見せつけていた。
残念ながらマンチェスターユナイテッドが彼をダビド・デヘアの代わりにい守護神に据えるという報道もあるためシェフィールドユナイテッドは今シーズンで彼を失うことになるだろう。
マーティン・ウーデゴール
かつてレアルマドリーが獲得したことで一躍有名になった神童マーティン・ウーデゴール。
多くの天才を生み出しているノルウェーの中でも飛びぬけた存在であり、確実な未来を約束されていた。
しかし、キャリアは思ったようにうまくはいかずオランダ方面にローン移籍を繰り返していた。
そして今シーズン、ローンで加入したレアルソシエダでついに天才の帰還を見せつけたのだ。
1試合平均2.5回のキーパスを通しており、ラリーガで最も優れた攻撃的ミッドフィルダーの1人として活躍しているのだ。
レアルマドリーは来シーズンこそウーデゴールをトップチームで使う予定であり、今後の彼の活躍は真っ白なユニフォームに身を包んだ状態で見ることができるはずだ。
アクラフ・ハキミ
こちらも同じくレアルマドリーからローンでだされているアクラフ・ハキミ。
ドルトムントでハキミは驚くべき成長を遂げている。
現在、世界で最も優れた攻撃的な右サイドバックはトレント・アレクサンダー・アーノルドだろう。
アレクサンダー・アーノルドは今シーズンも12アシストを記録している。
しかし、ハキミもブンデスリーガで10アシストを記録しており攻撃に関しても深い位置で関与している。
圧倒的なスピードと選択肢の多さ、さらには創造性も兼ね備えておりウィングバックとしても強力なオプションになる存在だ。
逆サイドのラファエル・ゲレイロとの関係は抜群であり、レアルマドリーが彼をトップチームで使いたがる理由も納得だ。
しかし、レアルマドリーにはダニエル・カルバハルがおり彼をベンチにすることは難しい決断なのだ。
ハキミはレアルマドリーに戻ってからも今までのように出場機会を得られるのかは未だ不透明な部分だろう。
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