実は・・・?ニコラ・ペペがアーセナルで失敗と言えない理由5つ
ニコラ・ペペはアーセナルへ£72mという記録的な金額で移籍を果たした。
しかし、彼がフランス時代に見せていたパフォーマンスとは程遠くチームでも重要な選手になり切れていない。
ただ、批判的な声が多い一方で、彼はアーセナルでまだ失敗したとは言えないという意見もある。
そこで今回はニコラ・ペペがアーセナルで失敗したとは言えない理由5つを「Sportkeeda」より紹介しよう。
全体的に機能していないチームでプレーしている
プレミアリーグはとてもプレースピードが速く、フィジカル的にも非常に激しいことで有名だ。
そのため海外からやってくる選手たちはそのスタイルに慣れるまでにだいたい多くの時間を要する。
ニコラ・ペペがアーセナルにやってきたとき、そんな課題を抱えながら彼は大きな期待をされていたのだ。
なぜならチームとして機能していないことで、彼のように強烈な個性を持った選手が状況を一変してくれると信じられていたからだ。
一体今のアーセナルは守備を重視しているのか?それとも攻撃なのか?ポゼッションスタイルなのか、ストーミングを重視するのか。
ミケル・アルテタが監督になってからまだ定まっていない部分が多いためペペ自身もプレーがしにくいのだ。
正しいポジションで使われていない
現在のニコラ・ペペはまるですぐにハグをしにいけるくらいタッチライン際でプレーしていることが多い。
所謂、生粋のウィンガーとしてのポジションだ。
しかし、それではペペの持つ技量を考えるとストライカーよりであったりあたっキングミッドフィルダーとしての位置で使われなければならないのだ。
それは彼がよくサイドから中に入ってくることを見ればわかることだ。
まだ多くの時間があるため残りのシーズンでペペのポテンシャルの大きさを知ることができるだろう。
右サイドバックの支援がない
右のウィングとしてプレーをするのであれば、確実に右サイドバックからの支援が必要となる。
単純なオーバーラップを用いたとしてもペペが中に入ることでチャンスが増える可能性はあるのだ。
ミケル・アルテタはマンチェスターシティで学んだ戦術をアーセナルに持ち込んでおり、それは右サイドバックを中に入れることで左の厚みを増すというものだ。
つまり、エクトル・ベジェリンをアタッキングミッドフィルダーのような位置まで上がらせ、インサイドハーフがスライドした左サイドバックの穴埋めを行う。
繊細な中央突破やピエール・エメリク・オーバメヤンの速さを活かすための戦術ではあるが、どうしてもペペの可動域が狭くなり良さが出なくなってしまう。
戦術のレパートリーを増やさなければ彼は本当にこのクラブで化石と化してしまう。
ペペはアーセナルで2番目に創造的な選手
アーセナルで最も創造的な選手は誰だろうか。
もちろん、メスト・エジルだ。
言うまでもなく、ドイツの天才児はこれまで多くのトリックを見せてくれた。
ペペはチーム内でそんなエジルに次ぐ創造的な選手となっているのだ。
1試合平均で1.4本のキーパスを通しており、6つのアシストも記録している。
さらにペペはそのパスの精度やビジョンに加え、1試合平均で2.6回の1対1に勝利しておりチームの中心選手と慣れる存在なのだ。
もう少し彼にスペースと自由を与えればその創造性をさらに向上させ多くのものをもたらせてくれるだろう。
ゴールの感覚が戻ってきた
彼が批判されていたのはドリブルでもパス精度でも、スピードでもない。
それは低すぎる決定力だ。
プレースキックでもなかなか結果を残すことができず彼自身も自信を失っていただろう。
しかし、最近になってその得点感覚は取り戻しつつあるのだ。
直近でも2試合連続でゴールを決めるなど本来の姿を1年待ち続けたアーセナルサポーターに対して見せつけている。
ここでペペを切ったり、ほかの選手を中心に据えるのは非常にもったいないことだ。
まさに危機を迎えているチームの中でペペは特別な存在として数年間を支える存在になるはずである。
コメント