[後編]この夏でフリーになる最も価値の高い12人の選手たち

Bournemouth’s Ryan Fraser during the Premier League match at the Vitality Stadium, Bournemouth.
ライアン・フレイザー-ボーンマス

Bournemouth’s Ryan Fraser during the Premier League match at the Vitality Stadium, Bournemouth.
ボーンマスのスターであるライアン・フレイザー。
小柄ながらもプレーメーカーとしての役割が得意で昨シーズンは7ゴール14アシストという印象的な数字を残している。
フレイザー自身はボーンマスでの自身の立ち位置に不満であると言われている。
契約延長の可能性はほぼなく、来夏でフリーとなることが確実だろう。
国内でアーセナルやリバプールが獲得を希望しているとされており、今年でまだ26歳の彼は中期的なオプションとして考えやすいだろう。
サイドや中央でプレミアでも突出したアシスト能力を発揮できるフレイザーはフリーで獲得できる選手としては非常に価値が高い。
ウィリアン-チェルシー
チェルシーからは2人目の選出となる。
ブラジル代表アタッカーでもあるウィリアンは2013年にチェルシーに加入して以降鋭いドリブルと縦への突破を武器にプレミアでも屈指のアタッカーとして活躍してきた。
近年はジエゴ・コスタやエデン・アザールと言ったスター選手らと強力な攻撃ユニットを築き上げ、チェルシーのタイトル獲得にも大きく貢献している。
チームと話し合いの結果、双方ともに契約延長を希望しているがその年数に開きがあるようだ。
それで交渉が難航しており、バルセロナをはじめとしたビッグクラブがフリーでの獲得を狙っている。
カルレス・アランギス-バイヤーレヴァークーゼン
2014年のワールドカップ、そして2015年と2016年のコパアメリカで栄光をつかみ取るなどチリ代表を大きく助けてきたカルレス・アランギス。
中盤でオールラウンドの活躍ができるアランギスは一時レスターシティへの移籍が噂されていたが、結果的にブンデスリーガのレヴァークーゼンへやってきた。
皮肉にもその年のレスターシティは見事にリーグタイトルを勝ち取ったが。
今夏で契約が終わるアランギスは再びイングランド行きが噂されており、30歳にして初挑戦が期待されている。
エベル・バネガ-セビージャ (サウジアラビアのアルシャバブ移籍が決定)
今シーズンのセビージャで6つのアシストを記録し、チームを牽引しているエベル・バネガ。
パス数でもラリーガ全体で5番目に多い数字となっており、31歳となってもなお司令塔としての役割を高いレベルでこなしている。
アルゼンチン人選手らしい天才っぷりを存分に発揮しているバネガは好調を保っているため多くのクラブが欲しがるはずだ。
特にアーロン・ラムジーを放出したアーセナルが獲得を狙っているという話があったほどだ。
しかしそういったクラブには残念な知らせだ。
彼は1月時点で来夏にサウジアラビアのクラブ、アルシャバブへの移籍が発表された。
欧州から離れるがバネガの活躍には注目してほしい。
トーマス・ムニエ-PSG
PSGの超攻撃的サイドバックであるトーマス・ムニエ。
ムニエは代表でもプレーしており、主に右サイドバックを主戦場としているがウィングバックとしてもプレー可能である。
正確なクロスと長身を活かしたドリブル突破が武器でありフランスでも攻撃の厚みを増す存在としてプレーしていた。
まだ28歳であり、フリー移籍の王様ともいえるユベントスが来夏での獲得を狙っているという。
守備に不安はあるものの彼の攻撃は確実にスカッドを強化させ、チームに大きく貢献してくれるはずだ。
ホセ・カジェホン-ナポリ
レアルマドリーの下部組織出身であり、2013年にナポリに加入したホセ・カジェホン。
これまでナポリで主力を務めており、替えの利かない存在として君臨し続けている。
基本技術が高く、主に右でフォワードとしての役割を果たしていたカジェホンはクラブのレジェンド的存在であるマレク・ハムシクと同じ中国へ行くのではと噂されており、ナポリ退団が濃厚と思われる。
しかし、チームとカジェホン本人は互いに契約延長を望んでいるという話も出てきており将来がどうなるか非常に不透明な状況だ。
フリーとなれば確実に獲得に乗り出すクラブが大勢出てくるはずだ。
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