旧”ビッグ6”の未来を支える6人の若き猛者たち
旧”ビッグ6”と呼ばれるチーム。
かつてプレミアで覇権を争っていたが、近年その近郊は崩れ始めレスターシティやウルブズといったチームが多額の資金をもとに選手の補強を行い、チャンピオンズリーグ出場権内に食い込んだりしている。
負けじとマンチェスター勢をはじめとして多額の資金を市場に投入するとみられている。
だが、そんな旧ビッグ6に在籍している将来が明るい選手たちを忘れてはいけない。
そこで今回は旧”ビッグ6”の未来を支える6人の猛者たちを紹介しよう。
フィル・フォーデン マンチェスターシティ
ペップが認めた才能を持つフィル・フォーデン。
選手層が厚いマンチェスターシティでレギュラーを取ることは非常に難しく出場機会の減少に悩んでいたが、ついに11試合先発、13試合に途中出場するなどピッチ上でその才能を発揮できるようになってきたのだ。
ダビド・シルバが今シーズン限りで退団することがはっきりしているためその後釜として大きく期待されている。
そのプレースタイルもシルバに酷似しており、周りの選手の使い方が非常に上手い。
とりわけセルヒオ・アグエロのような優れたストライカーを相手に意図をくみ取ったボールを出すことができるのだ。
ジェイドン・サンチョという大器を失ってしまったマンチェスターシティはフォーデンを逃すようなことはしないだろう。
まだ19歳だが数年後には世界トップレベルのプレーメーカーとしてマンチェスターシティを引っ張っているだろう。
ブカヨ・サカ アーセナル
アーセナルには若い選手が多いため、選出するのが非常に難しい。
だが、ブカヨ・サカのようなサクセスストーリーを持つ選手は少ないのではないだろうか。
アタッカーとして期待され、ウナイ・エメリ政権下で使われていたが多くの人は「何かが足りない」と感じていたはずだ。
現在左サイドバックとしてプレーするサカはその足りない要素を見事に補い、学んでいるように見える。
彼の特徴であるスピード溢れる攻撃で前線に厚みを増し、2ゴール8アシストという数字が物語るようにアタッカー時代よりも得点に深く絡むことができている。
何よりもサイドバックからアタッカーとして大成した選手は多く、ミケル・アルテタが出す要求にこたえ続ければサディオ・マネのような攻守にわたって貢献できる選手になれることができる。
そのころ前線を見ればガブリエル・マルティネッリやエディー・エンケティアらも躍動していることだろう。
ジャフェット・タンガンガ トッテナム
ジョゼ・モウリーニョが就任し、見事にその才能を見出したジャフェット・タンガンガ。
サイドバック問題に悩むトッテナムに1つの光を照らすように現れたのだ。
リバプール戦でデビューするとサディオ・マネを相手に見事に戦い、20歳とは思えないほどの守備力を見せつけた。
その後もトップチームに定着するとコンスタントに出場機会を得るようになってきたのだ。
守備的に優れている若いディフェンダーは珍しく、平均2.8回のタックル数は選手層が薄いトッテナムにとって非常に頼りになる数字だ。
まだまだ粗削りな部分も多く、課題はあるものの確実にハリー・ケインのようなトッテナムの未来を担う大器になれる才能を持っている。
メイソン・グリーンウッド マンチェスターユナイテッド
18歳にしてトップチームで既に今シーズン10得点を記録しているメイソン・グリーンウッド。
オレ・グンナー・スールシャールは若手をの起用を好むものの、先発出場は9試合と出場機会は多いとは言えない。
にもかかわらずそれだけの得点を積み重ねているのは彼の嗅覚を褒めるほかないだろう。
かつてのウェイン・ルーニーのような得点力とパワフルさを感じさせるグリーンウッドにはイングランド代表招集も期待されている。
オディオン・イガロを獲得し、マーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルが体を張っている前線で出番が増えるかどうかは疑問だが、彼らから多くのことを吸収することができる。
チームにとっては長期的なオプションであり、スールシャールが指揮を執り続けている限りは多くはないかもしれないが本人も納得するだけの出場機会を与えられるだろう。
ビリー・ギルモア チェルシー
イングランド人の中盤と言えばフランク・ランパードやスティーブン・ジェラードのようなダイナミックな選手を想像する人が多いだろう。
ところが、このビリー・ギルモアはまるで歴代のレジスタたちが放っていたオーラを纏いエレガントなプレーを18歳にして見せている。
アンドレス・イニエスタが憧れと話すギルモアはエバートン戦で90%を超えるパス成功率を記録し、完全にチームを自分のものにしていた。
チェルシーが気を付けなければいけないのはギルモアに対する関心だ。
イニエスタが在籍していたバルセロナやレアルマドリーまでもが獲得に興味を持っていると伝えられている。
彼の慰留に成功した場合、チェルシーの中盤は10年間にわたって安泰と言っても過言ではない。
カーティス・ジョーンズ リバプール
ユルゲン・クロップが就任してからリバプールではトレント・アレクサンダー・アーノルドやジョー・ゴメスといった若い選手たちのスタメン定着が多くなっている。
次の候補として大きく期待されているのがこのカーティス・ジョーンズだ。
アダム・ララーナのような柔らかなタッチを持ち、時にはフィリペ・コウチーニョのような派手なプレーを見せれくれる。
リバプールファンからすると期待をせずにはいられない選手だろう。
エバートン相手に決めたシュートは世界を驚かせたが、普段から彼を指導しているコーチからすると当たり前の光景であったのだろう。
素晴らしい才能を持つジョーンズはこれから徐々にトップチームに定着していくはずだ。
ゆくゆくはスティーブン・ジェラードのような絶対的な選手としてリバプールを支えているだろう。
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