未来はイングランドが独占?23歳以下のイングランドベストイレブン
今回はプレミアリーグ全体に目を向けてみよう。
イングランドには有望な若手が多く、20歳台前半でもフル代表に選ばれる選手も珍しくはない。
そこでイングランドのU-23に的を絞り、ベストイレブンを作るとどうなるのか。
ゴールキーパー:ディーン・ヘンダーソン
あのマンチェスターユナイテッドで守護神として君臨し続けているダビド・デヘアからポジションを奪うのではと期待されているのがシェフィールドユナイテッドに貸し出されているディーン・ヘンダーソンだ。
実力は既にワールドクラスに近づいており、これから継続的な活躍をすれば世界でもベスト3に入るだろう。
驚異的な反射神経を武器にシェフィールドユナイテッドの固い守備を最後尾で支える頼りになるゴールキーパー。
1対1にも強く23歳とは思えない冷静さも兼ね備えている。
センターバック:ジョー・ゴメス、フィカヨ・トモリ
フィルジル・ファンダイクの隣でプレーしているゴメスはまさに世界最高レベルのプレーを見せてくれる。
ゴメスの最大の特徴はそのスピードであり、それはたとえ裏を取られてしまっても十分カバーにいけるほどである。
足元の技術の水準も高く、センターバックとして徐々に完成されつつある。
チェルシーのフィカヨ・トモリはフランク・ランパード監督によって重宝されており、試合に出てはインパクトを残している。
身体能力が高く、パス精度も非常に良いため後方からのフィードで攻撃をサポートすることも多々ある。
まだまだ経験は足りないが今後ヨーロッパ大会に出場するなどして補っていくだろう。
サイドバック:トレント・アレクサンダー・アーノルド、ベン・チルウェル
この2人は納得の選出だろう。
トレント・アレクサンダー・アーノルドはサイドバックとして最高レベルの攻撃を持っており、そのアシスト数は欧州のサイドバックではぶっちぎりのナンバーワンだ。
彼のクロスの精度はデイビッド・ベッカムを彷彿とさせ、遠目からのミドルシュートもためらわず打っていくスタイルのため相手からすれば脅威以外の何物でもないだろう。
ベン・チルウェルはここ数シーズンで急成長しており、ブレンダン・ロジャース率いるレスターシティに欠かせない選手となっている。
豊富な運動量と味方と細かいパス交換で連携を取れる技術、さらにはクロスの精度も高いなどサイドバックとして穴のない選手だ。
両者ともに巧みな足元を持っているためゆくゆくは中盤でのプレーも増える可能性がある。
アンカー:デクラン・ライス
ウェストハムユナイテッドで安定のプレーを見せるデクラン・ライス。
元々センターバックの選手だが中盤としてプレーをしてからは持っていた才能を開花させ、今や欧州のビッグクラブがこぞって狙うほどの選手に成長した。
持ち前のボール奪取のレベルは非常に高く、また積極的に縦パスを入れることができるのも彼の特徴だ。
経験が必要なポジションだが既に彼のプレーはどこかベテランっぽさを感じさせる。
インサイドハーフ:フィル・フォーデン
さすがあのペップ・グアルディオラが認めた才能だ。
彼のプレースタイルはまさに天才のそれであり、ダビド・シルバの退団をまったく心配させないほどだ。
ボールコントロールが抜群に上手く、遠目からのシュートにも積極的でありおまけにプレースキックの精度も高い。
プレーメーカーとしてすべてを兼ね備えているフォーデンはまだ19歳であり、今後の活躍が大いに期待されている。
インサイドハーフ:ジェームズ・マディソン
レスターシティで素晴らしい活躍を見せるジェームズ・マディソンももちろんスカッド入りするだろう。
今や多くのビッグクラブが狙うプレーメーカーであり、重大な局面でゴールを決めてくれるという特殊な武器を持ち合わせている。
ドリブルやラストパスの精度は文句なしであり、シャツを泥だらけにして走るその姿はまさに「走れるテクニシャン」だ。
最近はフリーキックの精度も高めてきており、より一層オールラウンドの活躍ができる選手になろうとしている。
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