来シーズン、リバプールトップチームでプレーする可能性が高い5人の若手イングランド人
ライアン・ブリュースター
2017年のU-17ワールドカップで一躍その名を轟かせたライアン・ブリュースター。
リバプールの厚い前線の壁を破ると期待されていたが、度重なる怪我でその夢は叶うことなくシーズンが過ぎていった。
来シーズンこそは戦力として起用するという期待の表れなのか、リバプールは彼をチャンピオンシップのスウォンジーシティへローンで放出した。
ブリュースターは結果的に15試合に出場し7ゴールを決めるという活躍を見せたのだ。
来シーズン以降の鍵はディボック・オリギとの競争だろう。
現状センターフォワードとして点取り屋として期待されているのはオリギくらいであり、これまで重要なゴールをいくつも決めてきたラッキーボーイとの競争に勝たない限りブリュースターに出番は訪れない。
カーティス・ジョーンズ
既に戦力として計算されており、現在のトップチームの中でもハイレベルなテクニックを持つのがカーティス・ジョーンズだ。
フィリッペ・コウチーニョのようだと言われることもあり、イングランド人らしからぬ足元の技術と怖がることなく遠目からでもシュートを打つ心臓を持ち合わせている。
エヴァートンとFAカップで対戦した際に決めたゴールはまさに衝撃的であった。
来シーズン以降はトップチームでの出場も増えるはずであり、スタイルは違えどいずれはジョーダン・ヘンダーソンのようにチームを引っ張る存在として中盤に君臨することを期待されている。
アダム・ララーナが退団となり、彼らにとって新たなプレーメーカー誕生となるか。
ハーヴェイ・エリオット
まさに天才。
16歳という若さでトップチームデビューを果たし、プレミアリーグにおける最年少出場記録を塗り替えたのがハーヴェイ・エリオットだ。
ユルゲン・クロップも手放しで称賛するほどの攻撃センスを持ち、フィジカルではトップチームの選手たちと比べると劣るものの物怖じせず奥へと突き進む姿は将来の姿を彷彿とさせてくれる。
先日、17歳となったエリオットはリバプールとプロ契約を結び今後本格的にトップチームでプレーをすることになるだろう。
特にウィンガーは単純に戦力が足りておらず、将来的にはサディオ・マネやモハメド・サラーの後釜となることが期待されている。
もしかすると来シーズン、世界を最も驚かせる若手はアーリング・ハーランドでもカイ・ハヴェルツでもなくハーヴェイ・エリオットかもしれない。
ネコ・ウィリアムズ
リバプールの右サイドバックと言えばトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。
その彼と同じく、アカデミー上がりで右サイドを主戦場とする選手がネコ・ウィリアムズである。
ウィリアムズはアレクサンダー・アーノルドに劣らぬ勢いを持ちながらも非常にソリッドな守備を持ち合わせている。
アレクサンダー・アーノルドが攻撃において存在感を見せていることはウィリアムズにとっては幸運だ。
仮に今後元のポジションである中盤やより高い位置で起用されることがあれば右サイドバックは完全にウィリアムズのものになるからだ。
このままリバプールで成長すればウェールズ代表としてライアン・ギグスが目を止める可能性もある。
ベン・ウッドバーン
リバプールサポーターであれば忘れるはずはないだろう。
あのマイケル・オーウェンの記録を塗り替えリバプール史上最年少ゴールを記録したベン・ウッドバーンだ。
彼のキャリアは怪我とともに下降し、今では他のアカデミーの選手にスポットが当たってしまっている状態だ。
しかし、まだ20歳の彼を諦めるのはさすがに早すぎる。
クラブではもちろん代表にも召集され、しっかりと結果も残しているのだ。
何より怪我をする前、ローンで加入していたオックスフォードユナイテッドでは攻撃的な役割を担い13試合に出場していた。
絶大なポテンシャルを持っており、指導次第でどこまでも大きくなれる選手だ。
あの時リバプール関係者全員が震えたゴール、そしてインパクトを取り戻すときがやってくるのだ。
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