来シーズン、移籍を考慮すべきプレミアリーグの3人の選手
フィル・フォーデン マンチェスターシティ
移籍を考慮すべき、というよりは成長のためにより多くの出場機会を得る必要があるのがフィル・フォーデンだ。
ペップ・グアルディオラが認める才能を持っており、プレーしている姿はまさに天才のそれだ。
まだ19歳のフォーデンは焦ることはないものの本人も試合でアピールしたいと考えており層の厚いマンチェスターシティでカップ戦を中心にチームの中心選手になろうとしている。
ダビド・シルバが今シーズン限りで退団することが決まっているためその後釜として最も期待されている選手でもある。
しかし、まだ彼をシルバの後釜として来シーズン以降任せるには経験が足りないだろう。
10代の選手として活躍していたキリアン・ムバッペや現在最もホットな若手であるドルトムントのジェイドン・サンチョはとにかく出場機会を得ている。
決して若手の積極起用をしないマンチェスターシティにいるままでは他の若手選手に追いつかれてしまう可能性も十分にある。
まずはフォーデンが1シーズンコンスタントに出場できるクラブを見つけ、大きな経験を積ませることが必要だろう。
ジャック・グリーリッシュ アストンヴィラ
ジャック・グリーリッシュは今シーズン、大きなインパクトを残すことに成功しておりイングランドを代表するアタッカーとしてこれから数年間主役となるべき存在だ。
しかし、現在所属しているアストンヴィラの状況を見ると移籍を考慮すべきと言わざるを得ない。
24歳のグリーリッシュはここから全盛期を迎え、ワールドクラスへと成長していく大器を持っている。
テクニックとフィジカルに優れチームのために戦える選手はそう多くはない。
プレミアリーグに踏みとどまり、タイトルを狙えるチームでポジション争いをしチームとして結果をだすことで彼はより強い選手になるはずだ。
既にトッテナムやマンチェスターユナイテッドなどが獲得に向けてオファーを準備していると言われている。
また、降格が現実的であるアストンヴィラにとって今夏はグリーリッシュを売却するベストなタイミングともいえる。
降格により得られる資金は減るはずであり、今シーズンブレイクしたグリーリッシュを高値で売却することはビジネスの面からみると合理的だ。
また、グリーリッシュ自身も多額の資金をクラブに置いていけることから良好な関係を保ったまま別れを告げることができる。
ミシー・バチュアイ チェルシー
ミシー・バチュアイは間違いなく近年のベルギーでベストなストライカーの1人だ。
ロメル・ルカク、クリスティアン・ベンテケ、ディボック・オリギなどベルギーには屈強なフォワードが揃っているがバチュアイも彼らとは異なる特徴を持っている素晴らしい選手だ。
モダンな部分とクラシックな部分を併せ持つ信頼できるストライカーであり、フランスで活躍していたころは間違いなく世界を代表する選手になるとまで言われていた。
しかし、チェルシーでの彼のキャリアはどうだろうか。
2016年から彼は48試合に出場し8ゴールしか決めることができていないのだ。
まだ26歳のバチュアイは決してその才能を腐らせてはならず、まだまだ再起を図ることができる環境に移る必要がある。
それはリーグなのか、それともチームなのか、それは本人が一番わかっていることだ。
来シーズン、バチュアイはチェルシーとの契約の最終年を迎えるがフリーでの移籍が可能となる前に環境を変えるべきだ。
チェルシーとしての多少の移籍金を得ることができ、両者にとって良い結果となるはずだからである。
まずはコンスタントに出場機会を得て、再び虎のようなストライカーとしての姿を取り戻さなければならない。
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