来シーズンのプレミアリーグで期待したい23歳以下の若手センターバック3人
イブラヒマ・コナーテ-リバプール
RBライプツィヒで頭角を現し、次世代のフランス代表の主力として期待されてきたイブラヒマ・コナーテ。
身体能力が非常に高く、現代センターバックに必要なパス精度の高さやボールの扱いが非常に上手い選手だ。
RBライプツィヒ時代はほぼ同年代で同じく期待のセンターバックと言われていたダヨ・ウパメカノがいたが、ウパメカノはバイエルンへ、コナーテはリバプールへと移籍することになった。
プレミアリーグに移籍する若手選手が陥りがちなリーグ特性もすぐに理解し、実践では早速そのポテンシャルの高さを見せつけている。
現在のコナーテはフィルジル・ファンダイクとジョエル・マティプの壁を乗り換えることがなかなかできず、決して多くの試合数をこなしているとは言えない。
だが、ファンダイクら世界最高峰の選手らの横でプレーするほど贅沢なことは無いと言っても過言ではない。
若さゆえに波がある部分とRBライプツィヒ時代に怪我がちであったことが懸念材料ではあるが、来シーズンはコナーテこそ世界最高の若手センターバックと評される時間が来ると予想しているメディアも多い。
是非来シーズンのコナーテの活躍には注目してほしいところだ。
ウィリアム・サリバ-アーセナル
まだプレミアリーグで満足にプレーできていないも今回は紹介しよう。
アーセナルがサンテティエンヌから獲得した将来を嘱望される若手センターバックのウィリアム・サリバだ。
フランス国内のクラブでローンを繰り返しているサリバは確実の成長し、センターバックとしてできることを増やし続けている。
元々足元の技術に定評があり、ボールの扱いやパスの判断の良さは評価されていたが、まずまず磨きがかかりスタッツ面でも有数な数字を残している。
ローンを繰り替えす中で最も成長したのがセンターバックに最も必要な守備力だ。
あまりリスクのある行動をとらない選手のため、簡単にドリブル突破を許さず、カウンターの場面でも飛び込む守備を行わない。
そのためラインを高めに設定する戦術を採用したとしても後方のケアはしっかり行ってくれる選手なのだ。
まだプレミアリーグでのプレー経験がないためその点は未知数だが、フランスで経験したことは間違いなく活かせるはずだ。
アーセナル全体のクオリティにも直結するであろうサリバの実力をとくとご覧あれ。
マーキク・グエヒ-クリスタルパレス
優秀な若手を生み出し続けるチェルシーアカデミーからまた1人注目の選手の紹介だ。
クリスタルパレスが完全移籍で獲得したマーク・グエヒ。
スウォンジーでのローンで大きく成長し、プレミアリーグの舞台で本格的にプレーすることになったが、既にグエヒはクリスタルパレスで主力ともいえる活躍を見せている選手だ。
グエヒの最も注目すべき特徴はその対人守備の強さだ。
前述した2人の選手も対人守備は強いが、特にサリバは1対1の状況では「勝利」を目指すよりも相手全体の攻撃を遅延させる動きに長けている。
反面、グエヒはアタッカーに詰めよるタイミングが上手く、一撃でボールを奪い取ってしまう選手なのだ。
そのままボールを持ちあがることも多く攻撃的な一面も見せるが、この若さでプレミアリーグの屈強なアタッカーたちを真正面からねじ伏せる強さは唯一無二だろう。
既にグエヒは主力としてこれまでリーグ28試合にしているが、これでもクリスタルパレスでまだ1年目だ。
2年目にはさらに進化した姿を見せてくれるはずであり、非常にそのプレーぶりを楽しみにしたい選手だ。
コメント