目標はトレブル?リバプールが夏に考えるべき補強ポジション3つ
新型コロナウイルスの影響は世界中に広がっている。
プレミアリーグをはじめとするサッカー界も試合の中止を行っており、一部ではリーグの中断をも考えているという。
30年ぶりのリーグ優勝が目の前に迫っているリバプールとしては悲しすぎるニュースだが、直近行われた会議でもリバプールの優勝でほぼ異論はないという。
それほどまでに2019シーズンの彼らは完ぺきであったのだ。
リーグ優勝はほぼ決定的だが、昨シーズン制したチャンピオンズリーグはベスト16で敗退、さらには国内のカップ戦も敗退している。
欧州と国内リーグを制した彼らが目指すのは間違いなく「トレブル」だ。
そこで今回はリバプールが夏に考えるべき補強ポジション3つを紹介しよう。
前線3人と競争可能なアタッカー
ぜいたくな悩みというべきだろう。
前線のサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーはバランスが良すぎるあまり他の選手では代わりが務まらないのだ。
クオリティが高い反面3人のうち誰かが怪我をすると攻撃の厚みが一気に減ってしまう。
ラッキーボーイとも呼ばれるディボック・オリギはまた別の形でチャンスを作ることができるが、前の3人と同じ仕事はできない。
ジェルダン・シャキリは怪我が多くそもそもの計算が成り立たない。
南野拓実は未だフィットしようとしているところだ。
今挙がっている噂の中で最有力であり、最も前の3人と同レベルのクオリティを持つと言われているのがRBライプツィヒのティモ・ヴェルナーだ。
ブンデスリーガで20点以上を取る得点能力に加え、”前から仕掛ける守備”、そしてカウンターをより強力なものにできる力を持っている。
£52mという金額で獲得が可能と言われているが、同胞であるユルゲン・クロップはこの23歳のドイツ人ストライカーに全力を注ぐと見られている。
センターバックの強化
一見必要がなさそうなポジションには見える。
だが、もはやデヤン・ロヴレンのような波の激しい選手が試合に出られる状況ではなくなっているのだ。
ACミランなどビッグクラブから声がかかっているもののユルゲン・クロップらの説得でクラブに残っているが既にリバプールでプレーできるだけのレベルにはない。
加えてジョエル・マティプとジョー・ゴメスは怪我が多く、仮にフィルジル・ファンダイクが長期離脱でもしてしまえば彼らの守備はあっという間に崩壊してしまうだろう。
上記に挙げた3人は比較的センターバックに必要な能力をすべて兼ね備えており、それぞれ空中戦の強さやスピードなど強みを持っている。
つまり、今の彼らに必要なのは屈強で怪我に強い選手。
ブライトンに所属しており現在はリーズにローンで修行をしているベン・ホワイトはホームグロウン枠にもなるため最高のターゲットとなるだろう。
クオリティのあるミッドフィルダー
リバプールのミッドフィルダーはパワフルでセカンドボールの回収に強いことで有名だ。
ケヴィン・デブライネのようなプレーはできなくともチームを支えるに不可欠な土台の役割をほぼ全員がこなすことができる。
だが、彼らの年齢を考えてみてほしい。
30歳近い選手が主力であり、中堅のナビ・ケイタとオックスレイド・チェンバレンは怪我での離脱が目立っている。
ローンで出ているマルコ・グルイッチやトップチームでもプレー可能なほどのクオリティを持つ18歳のカーティス・ジョーンズの起用を増やすのも面白いがトレブルを目指すのには不安要素の方が大きいだろう。
若く、既に世界が認めるようなクオリティを持ったミッドフィルダー。
以前より彼らが注目していたレヴァークーゼンのカイ・ハヴェルツはまさに適役だ。
攻撃のクオリティはエジル2世の名にふさわしいレベルであり、戦術の理解も深く考えることができるとコーチ陣がコメントしている。
今後10年間にわたってジョーダン・ヘンダーソンやオックスレイド・チェンバレン、さらには退団したフィリッペ・コウチーニョたちのハイブリッドのような活躍をハヴェルツならできるはずだ。
また、国内では降格の危機に瀕しているノリッジシティからトッド・キャントウェルの獲得も狙っているようだ。
パワフルでアダム・ララーナのようなアグレッシブさ、さらには繊細なパスセンスも併せ持つ逸材だけにライバルも多いが射止めたいところだろう。
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