18/19シーズンにて、プレミアリーグのタイトルを見事に獲得したマンチェスターシティで1番重要だった選手は誰だろうか。
アグエロ、ベルナルド、スターリング
数多くのスター選手がいる中でおそらくフェルナンジーニョを欠いた試合ではマンチェスターシティはチームとしての機能を一部失っていただろう。
リバプールとの頂上決戦を見た人も多いかもしれないが、あの試合でのフェルナンジーニョはまさに鬼神であった。強力なスリートップを封じ込めすべてをシャットアウトしたあの姿はシティを優勝へ導いた理由の1つだろう。
だが、そんなフェルナンジーニョも年齢には勝てない。トップフォームを維持できるのも後1.2年だろう。
長期的に見て彼の後継者となれる人物が必要だとシーズン中から嘆かれていたが彼らはついに獲得した。
そう、アトレティコマドリーのロドリである。
今回は新しく始まるシーズンにおける注目選手の1人としてロドリを紹介する。
ロドリのプロフィール
生年月日 1996年 6月22日(23歳)
国籍 スペイン
前所属チーム アトレティコマドリーポジション MF
身長 190㎝
効き足 右足
1.プレースタイル
ロドリはまさにスペインのセルヒオ・ブスケツの後継者のような男だ。
柔らかなボールタッチとボールを刈り取る能力が非常に高い。
1-2.中盤の底でのかじ取り役
アトレティコマドリーは基本的に4-4-2のシステムを採用しているため、アンカーポジションはないが試合の中でチームのかじ取りをしているのがロドリだ。190㎝あるにも関わらず足元の技術が高く複数選手からプレッシャーをかけられても焦らずに捌くことができる。さらに高い位置でボールを持った際は周りを見ることを怠りはいないが、隙があれば自らシュートを放つこともできる。
1-3. 危機察知能力
彼の最大の特徴と言ってもいいかもしれない。試合中に見せる彼の危機察知能力はもはや努力でどうこうなるレベルではない。「恐らくこの後シュートを打つだろう」という敵の意図をくみ取り一瞬にしてプレッシャーをかける姿は18/19シーズンで何度も見た人もいるだろう。この危機察知能力を見せるのは守備時のみではない。高い位置で味方がボールを失った際に「カウンターを食らい失点するリスクが高い」時を見極め再び高い位置で奪い返すこともできる。
1-4. クリーンで確実に攻撃の芽を摘み取る守備
彼の守備はがむしゃらに相手を追いかけて泥臭く奪う、といったものではない。190㎝ある身長と危機察知能力を活かし非常にクリーンでなお確実に1発でマイボールにしてしまう守備だ。そして比較的激しいプレースタイルのアトレティコマドリーにおいて昨シーズンは47試合で5枚しかイエローカードを貰っていない。フェルナンジーニョは42試合で9枚だ。
今回は注目選手としてマンチェスターシティに移籍したロドリを紹介した。
フェルナンジーニョの長期的な後継者としてペップの下、さらに進化する様子をプレミアリーグのファンたちは見なければいけないだろう。
プレミアを優勝してなお彼のような選手を補強したマンチェスターシティを止められるチームはどこになるのだろうか。
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