エデン・アザールや監督であるマウリツィオ・サッリが去り、更には補強禁止処分も重なり良いニュースがあまり入ってこないチェルシー。
そんな中、クラブはレジェンドであるフランク・ランパードの招聘に踏み切った。
監督としての経験は浅いものの、彼の就任により恩恵を受ける者がいる。
それは主に若手だ。
ダービーでは若手の育成に定評があり、チェルシーでもその手腕を発揮すると言われている。
今回は彼の就任により恩恵を受けそうな7人の若手をFour Four Twoより紹介する。
GK カルロ・ズィゲル(18)
12歳のときにNKザグレブよりチェルシーに移籍した若きクロアチアのGK。契約を2021年まで残しており、今季はロブ・グリーンがレンタルによりチームにいないため彼にとって試される年になるだろう。既にUEFAユースリーグのレベルではディナモ・ザグレブやバルセロナを破りその実力を証明している。
RB リース・ジェームス(19)
昨シーズンはウィガンへローンで修業に行っており46試合に出場している。両サイドバックをこなすことができ、ザッパコスタの退団が予想される今季は彼にとって充実したシーズンになるかもしれない。
CB フィカヨ・トモリ(21)
ランパードとともにダービーに行っていたトモリ。55試合に出場し、U-21の試合にも15試合に出場している。もはやかなりの経験を積んでおり、ランパードも自らスタメンに選出し試合に出していたことから最も今季のチェルシーでチャンスが得られる確率の高い選手の1人だろう。
LB フアン・カスティージョ(19)
この若きオランダ人はクラブを去ることを決めていた。しかし、フランク・ランパードの就任をきっかけにその気持ちが変わり、契約延長までしている。ウィングバックでプレーできる点ではマルコス・アロンソに代わるオプションとなり得るだろう。
CM イーサン・アンパドゥ(18)
チェルシーファンなら既に彼の才能に気がついているかもしれない。だが、サッリの下スカッドに加えられていたものの出場したのはたったの2試合。彼が天才であることは間違いなく、ランパードの指導と機会の提供により大きく羽ばたくための重要な年となりそうだ。
AM メイソン・マウント(20)
ランパードがダービーに連れて行った若手の1人。43試合に出場し11ゴール5アシストを記録している。十分な成績であり、いよいよチェルシーのトップチームデビューが期待されている。攻撃的ミッドフィルダーでゴールに近い位置でプレーさせることに意味があるため、エンゴロ・カンテの前でプレーさせるとどうなるのか気になっているファンも多いだろう。
FW タミー・アブラハム(21)
もはや説明はいらないかもしれない。今回のリストの中でスバ抜けて成績を残し戦力として計算できる人物だ。アストンヴィラでは40試合に出場し26ゴールを決めている。ゴンサロ・イグアインは戻ってこず、アルバロ・モラタは完全移籍でアトレティコマドリーへ去って行った。となるとアブラハムの活躍の機会は十分に提供されるはずでありヴィラで見せた怪物ぶりをプレミアで披露できるだろう。
補強禁止処分があれど優秀な若手をそろえているチェルシー。
ランパードの就任効果で全体的に士気が高いため、今季は補強をせずとも上位に食い込むことが予想される。
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