ウナイ・エメリ監督は1年目にしてはよくやったと言えるのか、それともアーセナル全体の様子がおかしいのか。
シーズン途中は決して悪くはなかったはずであったが失点の多さやプランの甘さで順位を落とし、今夏では頼りのキャプテンであるローラン・コシェルニー突如契約解除を申し出るなど荒れ狂う夏となっている。
そこで、現在の状態から立て直すためにFour Four Twoは現在のアーセナルに必要な5つの事を紹介している。
1.新たなセントラルバック
すべてのアーセナルファンが必要だと思っていることだ。
エメリが到着し、ヴェンゲル時代とは違ったタイトな守備を見せてくれるチームに変貌すると思った人もいるだろう。
だが現実はそうではなかった。
リバプールのファンダイクを見ればわかるようにセンターバックの重要性は段々増しており、特別な選手ならば1人でチームすべてを変えるほどになる。
ウィリアム・サリバに目をつけたのはとてもいいことだ。だが、1年間はローンでサンテティエンヌに残すという決断がどうなるかは見ものだ。
なぜならローラン・コシェルニーが今夏でいなくなる確率が高いからだ。
アーセナルは今すぐにディフェンスを強化できる選手を獲得する必要があるだろう。
2.新たな左サイドバック
新たなセンターバックは新たな左サイドバックの存在により完璧なものになるだろう。
エメリ監督は3バックを多用していたが、これはエメリ監督にとって4バックを採用するにあたって信頼に足る人材がいなかったからである。
ナチョ・モンレアルにはもはや熱はなく、セアド・コラシナツは器用さと守備に関する心配が消えることはない。
セルティックのキーラン・ティアニーならこれらの問題を解決できるかもしれない。
たとえコラシナツを売ることになってもティアニーが来れば問題はない。
3.ウィンガー
オックスレイド・チェンバレン、アレクシス・サンチェス、テオ・ウォルコットが去ってから前線で猛威を振るうドリブラーはアーセナルにはいなくなっていた。
若手であるリース・ネルソンやスミスロウに任せるのもいいが経験がなさすぎるあまり不安定な部分もある。
ウィルフレッド・ザハは最高の補強になるはずであり、アーセナルの前線が抱える問題をすべて解決し新たなオプションを提供してくれる。
だが、問題は値段が高すぎることだ。
アーセナルに潤沢な資金はなく、彼の獲得はもはや不可能となってしまった。
4.エジルの去就決め
エジルはヴェンゲルの下、素晴らしいプレーを見せ続けた素晴らしいプレーヤーだ。
いくつもの忘れることのできない瞬間を生み出してくれた存在だ。
だが、同時に彼が受け取っている給料の額についても忘れてはいけない。
プレミアで最も高い給与を受け取っている選手の1人であり、今のアーセナルには彼の給料を払い続ける余裕はない。
ピッチに立てば贅沢な選手と呼ばれ、ベンチに座れば彼は怠けてしまう。
もう貴重な資源を無駄にすることはできない。だから彼を売りその給料で有望な選手を雇った方が今後のチームのためになるだろう。
5.プラン
現在のアーセナルはプランがないチームに見えてしまう。
ファンたちはヴェンゲル政権を長く見続けてきており、彼の長期的なチーム作りの素晴らしさを改めて認識しただろう。
ミスリンタートは長期的なチーム作りに欠かせないスタッフとなるはずであったがあっという間に退団してしまった。
ミスリンタートが去ってしまったためにアーセナルの将来へ向けた戦略はゼロになり、結果的に今夏の補強もなかなかうまくいかずにいる。
コパ・アメリカが終わり、インビンシブルのメンバーであったエドゥが新たにテクニカルディレクターに就いたが彼はアーセナルのアイデンティティとチームの価値を知っているはずであり今のチームへその精神を教え込む必要がある。
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