チャンピオンズリーグの覇者となったリバプールは若い血を入れ、そのスカッドをさらに強くしたいと思っているだろう。
思えばブレンダン・ロジャースの頃は補強戦略が上手だったとは言えず、お金を無駄にしたと言わざるを得ない日々が続いていた。
ところが、ユルゲン・クロップが就任したのち、リバプールの補強戦略も変化し現在の主力選手の獲得に成功することができた。
しかし、これからさらに選手を獲得するには多額の資金が必要だ。
苦渋の決断かもしれないが、チームを強くするには現チームから選手を売らなければいけない。
Sportkeedaはリバプールが移籍市場が開いている間に売るべき選手3人を紹介している。
1.デヤン・ロヴレン
彼は集中している時であればすべてのタスクを完遂し、自らに求められていること以上を成し遂げることができるスペシャルな選手だ。
しかし、フィルジル・ファンダイクとジョー・ゴメスがベストなコンビだとわかり、クロップもロヴレンではなくマティプを使い始めチームの成績も上がっていった。
チームは次世代のジョー・ゴメスを目指すためなのか、キ・ヤナ=フーフェルやセップ・ファンデンベルクなど若い選手を次々と獲得している。
これはロヴレンにとって去るときがきた合図かもしれない。
もし彼がより多くのプレー時間を欲するのならなおさらだ。
2.シモン・ミニョレ
サンダーランドからアンフィールドにやってきて、デビュー戦でPKセーブをした素晴らしいショットストッパーだ。
すべての監督は2人のGKを求める。試合には1人しか出れないにもかかわらずだ。
アリソンはすべてにおいて世界トップレベルであり、試合中は常に安定している。ミニョレは出場機会を減らし、18/19シーズンはたった2試合にしか出ていない。
クロップはミニョレを残したいと考えているが、クラブとしては彼の考えを尊重したい思いを持っている。
仮に彼が望むのなら、リバプールでの6年間の思い出を胸にチームへトランスファーリクエストを提出しなければならない。
3.アダム・ララーナ
見る者すべてを魅了する華麗なテクニシャン。
ララーナはサウサンプトンからリバプールに移籍してからもはや怪我の代名詞となってしまった。
直近2年間で出場した試合数は31試合だ。
31歳となったが、試合に出れば全力で走り、チームのためにハードワークする姿は健在だ。
しかし、彼の持っていた華麗で、美しく、シャープな動きは欠けてしまっているように見える。
チームは今の彼を存分に活かすべくポジションを下げて試したりもしているくらいだ。
しかし、一貫性のある選手が揃うリバプールの中盤において不安定なパフォーマンスを続けてしまうようならララーナにとって非常に難しい時間を過ごすことになるだろう。
この3人はいずれもリバプールに貢献し続けてきた素晴らしい選手たちだ。
時には激しい批判を食らうこともあったがそのたびに這い上がり、クラブとサポーターたちを納得させてきた。
しかし、リバプールはもう次のステップへ進む準備をしているのだ。
サッカー選手にとって致命的なプレー時間の減少を受け入れる覚悟がなければ、自ら移籍するという選択肢を取らなければならない。
残酷な世界だが、それがチームの為にもなるのだ。
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