今夏の移籍市場、ここまでプレミア勢は比較的大人しい。
チェルシーは補強禁止処分が下りているものの、目立った移籍と言えばマンチェスターシティのロドリとスパーズのタンギ・エンドンベレくらいだろう。
だが、彼らは多くの若い選手たちを抱えている。
その選手たちをプランの一部として捉え、起用することは大事だが中にはローンで修業を積む方がいい選手もいる。
そこで今回はSportkeedaが紹介する、今季ローンに行くべき選手7名を見てみよう。
1.エミル・スミスロウ
アーセナルの希望の星。
彼はローンでRBライプツィヒに加入したものの怪我によってその活躍が阻まれてしまった。
その影響もあってスミルロウはたった3試合、それもそのうち2試合は89分からの出場となった。
だが、彼の才能は誰もが気づいている。
それに今季はリース・ネルソンがホッフェンハイムから帰ってきており、大きな活躍をした彼には多くの出場機会が与えられるだろう。
つまりスミルロウにとってアーセナルに留まることは出場機会を減らすだけでなくその成長を自ら止めることになってしまうだろう。
2.フィカヨ・トモリ
フランク・ランパードは非常に彼のことを評価している。
トモリは優れた選手だが今のところランパードはエバートンへローンに行っていたクルト・ズマに期待を寄せている。
トップチームにおいてはズマを含めアントニオ・リュディガー、アントニオ・リュディガー、アンドレアス・クリステンセン、そしてダビドルイスと4人ものセンターバックを抱えているため、トモリにとってはローンでより多くの試合に出場する方がいいものが得られるだろう。
3.タヒス・チョン
スールシャール監督は若い選手を使うことが好きであり、彼自身もスカッドをさらに若返らせようとしている。
だがすべての選手を起用することはできない。
もちろん、メイソン・グリーンウッドのように優れた選手であれば年齢が若かろうと出場機会を得ることができる。
タヒス・チョンの場合はその域にまだ達していないため、マンチェスターユナイテッドに留まってスールシャールの指導を受ける前により多くの試合で自ら学び取ることが重要だろう。
4.ベン・ウッドバーン
彼がリバプールで見せたパフォーマンスは素晴らしい。
だが、それは一時的なものであり昨シーズンはシェフィールドユナイテッドで23分間の出場にとどまった。
未だ彼は自身のアピールの仕方がわからずにいる。
まずはスターティングメンバーに入る必要があるだろう。
ウィガンは影響力を持っていたニック・パウエルが移籍してしまったためウッドバーンの次の修業先としてぴったり当てはまるだろう。
5.ハリー・ウィルソン
ローン先のダービーで18ゴールを挙げ一気にその力を示したウィルソン。
今季のプランに入ると思われそうだが実際には前線にディボック・オリギ、ジェルダン・シャキリ、そしてライアン・ブリュースターがいるため安定して試合に出ることは難しいはずだ。
今度はプレミアリーグ内にローン移籍をすることでその力を伸ばしゴールスコアラーとして欠けているものを補えることができるだろ。
6.アドリアン・ベルナベ
フィル・フォーデンをローンに出すことは正しいだろうか?
恐らくそうは思わない。
となると必然的にこの若きスペイン人はローンで修業へ行くこととなる。
マンチェスターシティの層は厚く、簡単にポジションを奪うことはできない。
それでも既に才能の片りんを見せている彼にとってシティの姉妹クラブで多くの試合に出場することは彼の成長に繋げることができる。
7.ヤニック・ボラシー
かつてプレミアで猛威を振るった超絶ドリブラー。
ここまで年齢の若い選手たちの名前が出ている中で既に30歳となったボラシーがいることに驚いた人もいるだろう。
素晴らしい選手には間違いないが、2016年の怪我以降彼は下降線をたどっているように見える。
だが、まだまだそのスキルやトリッキーなプレーを必要としているクラブはあるはずだ。
再び栄光を得るためにも彼はローンでクラブを出なければいけないだろう。
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