エデン・アザールやサッリが去り、チームは補強禁止処分と散々な目に合っているチェルシー。
フランク・ランパードが就任し、若手が使われることが予想されているが案の定プレシーズンでは様々な選手やシステムを試しているようだ。
4-2-3-1、4-4-2のダイヤモンド、4-3-3などプレシーズンで実験の如くフォーメーションを変えているがおそらくランパードは4-2-3-1をベースとして使ってくるだろう。
このフォーメーションにすることで恩恵を受ける選手は多く、例えば新加入のクリスティアン・プリシッチはバランスの取れたフォーメーションの中である程度自由を持たせてもらえるかもしれない。
だが、シーズンが始まってスターティングメンバーに入れるか否かはプレシーズンで見せた印象に左右されるだろう。
前評判が良かった選手もプレシーズンで悪いパフォーマンスを露呈するとランパードは容赦なくベンチに座らせるだろう。
そこで今回はSportkeedaが紹介する今季これまでプレシーズンで印象を残しているチェルシーの選手3人を見てみよう。
3.タミー・アブラハム
チェルシーのトップスコアラーであったエデン・アザールはレアルマドリーへ去って行った。
そしてゴンサロ・イグアインとアルバロ・モラタが去ったことで得点力が下がることは間違いない。
オリヴィエ・ジルーが今季のチェルシーの攻撃を牽引すると思われていたが実際プレシーズンを見てみると、昨シーズンアストンヴィラで26ゴールを決めたこの若き野獣が輝いているのだ。
ミシー・バチュアイも帰ってきている中、ボックス内で明らかに脅威となれているアブラハム。
チェルシーでチャンスをもらえるとなると確実に得点を沈めて一気に攻撃を牽引する存在になれるかもしれない。
2.マテオ・コバチッチ
コバチッチはサッリの下で多くの出場機会を得たとは言い難い。
その多くはロス・バークリーと交互に使われるような形となり、どちらもサッリの目的を完遂したとは言えないだろう。
コバチッチは決して優れたゴールスコアラーではない。多くのアシストを供給する役でもない。
彼の役割はボールをなるべく相手ゴール近くまで運ぶことであり、プレシーズンにおいて自分の仕事をしっかりと行っている。
中盤での影響力を増すとなれば前線も少しは楽になるはずであり、チーム全体の得点チャンスは必然と増えるだろう。
1.メイソン・マウント
ランパードと共にダービーで働いたメイソン・マウント。
11ゴール6アシストを決めたメイソン・マウントは非常によいシーズンを過ごした。
プレシーズンでも印象を残しており、セスク・ファブレガスが去った後のチェルシーに足りない前線へ質の高いパスを送る役割を担うことができるだろう。
しかもオープンプレーだけでなく、セットプレーでも同じことができる。
また、チェルシーが抱えている問題の1つである中盤における得点力も解決するだろう。
これらの特徴を試合の中で見せるのは彼にとって難しくはない話であり、チェルシーサポーターは決して驚いてはいけない。
彼にとっては普通のことなのだから。
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