まもなくプレミアリーグが開幕する。
プレミアリーグは長くの間ヨーロッパの大会において結果を残せずにいたが昨シーズンはリバプールがCL優勝、チェルシーがEL優勝とプレミア勢の時代がやってきたかと思わせるような結末となった。
プレミアリーグの人気も相変わらず高く、結果を残したことによりこれからさらにその人気が高まることが予想される。
もちろん、既にアグエロ、サラー、ケイン、アリソン、ファンダイクなど世界でもトップレベルの選手たちが集まってはいるが、移籍市場が開くとこれからますます多くの選手たちがプレミアリーグで挑戦するだろう。
そこで今回はSportkeedaによるプレミアリーグ初挑戦の5人の猛者たちを紹介する。
1.ダニ・セバージョス
アーセナルは上手くいかないと思われていた今夏の移籍市場において、いよいよ世界レベルの選手の獲得に成功した。
ダニ・セバージョスはドリブルスキルが高く、周りもしっかり見えている。
メスト・エジルが使われない今、10番の仕事をきっちりこなしてくれるだろう。
ボールの扱いも上手く、アーセナルにダイナミズムと大胆な攻撃性を加えてくれるだろう。
2.タンギ・エンドンベレ
ルーカス・モウラ以来となる移籍だ。
タンギ・エンドンベレは非常に優れた選手だ。
リヨンで見せていたパフォーマンスは恐ろしく、スパーズがクラブ史上最高額を投じた理由も納得だ。
ムサ・デンベレの代わりとしてもしっかり機能するはずである。
しばしば、チェルシーのマイケル・エッシェンと比較されるがエンドンベレはむしろヤヤ・トゥーレと比べられるべきだ。
そのクレバーさ、ボールの扱いの上手さ、ダイナミズム、すべてヤヤ・トゥーレに勝るとも劣らないポテンシャルを持っている。
重要な役割を担うことになるだろうが彼はまだ22歳であり、ポチェッティーノの指導の在り方で良くも悪くも大きく変わることができるだろう。
3.セバスティアン・ハラー
ウェストハムユナイテッドはストライカーに問題を抱えていた。
ゴールを取るためには不可欠なものがなかったのだ。
その問題に対する解決策がセバスティアン・ハラーだ。
ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトで15ゴール9アシストを記録し、その能力を示している。
非常に速く、空中戦に強く、スキルに溢れ、中盤との中継役にもなれる。
フィジカルも強いため激しい肉弾戦が特徴のプレミアリーグにもすぐ慣れるだろう。
また、アシスト数を見てもわかるようにハラーは非常にチームプレーを重視している。
自ら決めるところは決め、そうではないところではおぜん立てをする。
そうした気持ちがあったため、レアルマドリーに移籍したルカ・ヨビッチとのコンビは優れていた。
ウェストハムが上位に食い込むためには必要だった選手が今、その羽を広げようとしている。
4.ロドリ
マンチェスターシティを見ている人ならフェルナンジーニョの重要性は理解できるだろう。
ペップのサッカーにおいて絶対に欠かせない存在である。
その証拠にフェルナンジーニョを欠いた2試合においてマンチェスターシティは2連敗を喫していた。
マンチェスターシティがクラブ史上最高額を出して獲得したロドリはフェルナンジーニョの完璧な後釜になれるだろう。
セルヒオ・ブスケツと比較されるロドリはラ・リーガにおいて100回以上のタックルを成功させただけでなく、その持ち前の危機察知能力により中盤での脅威を排除していた。
攻撃においても一切の隙がなく、スペースを見つけては遠目からでもシュートを放つ。
守備的なポジションでは来シーズン最も期待して試合を見たい選手だろう。
5.クリスティアン・プリシッチ
チェルシーはエデン・アザール放出前によく獲得をしたと言えるだろう。
クリスティアン・プリシッチはディフェンダーにとって悪夢のような存在だ。
昨シーズンはジェイドン・サンチョの活躍もあり、ブンデスリーガで目立つことはなかったが過去のシーズンにおいてプリシッチはその価値を証明済みだ。
全く予想のできないドリブルスキル持っており、エデン・アザールと比べても見劣りはしない。
強引に止めるしかできない時もしばしばあるがそうすると今度はフリーキックの名手に変貌する。
若手を使うことに抵抗がないフランク・ランパードが監督なだけにプレミアリーグにおける新たな星となれる可能性が大いにある選手だ。
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