現在のプレミアリーグには各国代表レベルの選手たちが下位のチームにまで揃っている。
その中でゴールキーパーも例外ではない。
1人しか起用できないゴールキーパーはしばしば監督の贅沢な悩みとなる。
しかし、裏を返せばそんなプレミアリーグに上位チームでレギュラーとなっているゴールキーパーたちの能力は非常に高いのだ。
今回はプレミアリーグを代表する4人のゴールキーパー、アリソン、エデルソン、ケパ、デヘアの4人の比較をしてみよう。
まずは同じブラジル代表の2人だ。
このスタッツをみてわかるのがアリソンのセービングの優秀さだ。
平均2回のセービングと77%以上のセービング率はさすがの鉄壁を誇ったリバプールの守護神を務めているだけはある。
エデルソンのスタッツも決して悪くはない。
また、見落としがちだが2人のスイーパークリアランスの17回は異常な数字である。
続いてケパとデヘアのスペイン勢だ。
セービング率では2人ともブラジル勢には適わないものの、122回のセービングを記録しているデヘアはさすがである。
ケパは初めてのシーズンだったが、上手く順応し多くのゴールキーパーが苦戦している空中戦もなんなく処理している。
続いて4人の攻撃面を見てみよう。
恐ろしいのはエデルソンだ。
ゴールキーパーながらアシストを記録しているのだ。
他のスタッツを見ても明らかにエデルソンが”最強のキック”を持っていることがわかる。
しかし、パスの本数自体はアリソンが1番多いが、意外にもケパが最高のパス成功率を記録していることだ。
ロングボールもそこそこ多用していることを考えれば優秀な数字である。
エデルソン
精度の高いキック力を持っており、ディフェンスラインの裏をカバーする守備範囲の広さがある。セービング能力も高く、空中戦も臆することなく処理できる。まさにペップ好みの最後尾の司令塔である。
アリソン
抜群の安定感で高いセービング力を誇る。
空中戦もまったく不安はなくセットプレー時にはパンチングですぐにボールをかき出す。さらには積極的にパス回しに参加し、時にはロングボールで前線にボールを送る。フィルジル・ファンダイクと共にリバプールの堅守を支えている理由がよくわかるだろう。
ケパ
プレミア初挑戦ながら空中戦をあっという間に攻略。安定感のあるセービングを武器にチェルシーの守護神を務める。攻撃で貢献するタイプには思えないが、この4人の中では1番パスの成功率が高い。
デヘア
世界で最も超人的なセービングを披露する。
代表でもミスが続いていたがやはりセービング能力は安定的であり、守備が不安なユナイテッドにおいて不可欠な存在だ。パス成功率は低いながらも前線には積極的にボールを送っている。
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