プレミアリーグ開幕戦、補強禁止処分が下りエデン・アザールやダビドルイス、そして監督までもが交代となってしまったチェルシーとマンチェスターユナイテッドの試合に全世界が注目しただろう。
結果は惨敗。
4失点を許す形となり、今後の課題が浮き彫りとなった試合であった。
しかし、その課題も明らかであり試合中に見せたポジティブな点をこれから活かせるようにフランク・ランパードは細かな修正を加えなければならない。
そこで重要なのがシステムの組み方だ。
特に中盤はジョルジーニョとエンゴロ・カンテという中心となるべき選手が2人いるのだ。
今回はSportkeedによる2019/2020シーズンのチェルシーが使える3つのフォーメーションを紹介しよう。
1.ダイレクトな4-4-2
おそらくメインとなるフォーメーションは4-2-3-1となるだろう。
この4-4-2はフランク・ランパードにプランBを与える形となる。
2人のストライカーを信頼するようなこのフォーメーションはサイドからの厚みのある攻撃が肝となる。
守備時はコンパクトにラインを保つことが可能であり、激しい上下動に耐えられる両サイドバックにとっては苦ではない。
中盤に置けるこの2人はベストなコンビであり、心臓がいくつあるのかわからないエンゴロ・カンテが広いエリアをカバーしてくれるはずだ。
これでジョルジーニョが自身の守備能力を伸ばすことができれば立派なプランBになるはずだ。
2.カウンターを活かす3-4-3
このフォーメーションはフランク・ランパードが好む勇敢さを捨てなければいけなくなってしまう。
守備に重点を置き、ジョルジーニョを低めの位置で使うことでカウンター時にピッチを広く使うことができる。
また、守備時にコンパクトさを保つことができ懸念されているセンターバックの層の薄さも十分にカバーできる。
この守備的でカウンターを活かすフォーメーションは主にマンチェスターシティやリバプールのような相手に有効だ。
確実に勝利を目指したいのであれば監督の持つ哲学やプライドを考えてはいけないのだ。
3.4-3-3
サイドを広く使えるこのフォーメーションは今のチェルシーにとって合っていないように見える。
シーズンを通して25点取ることのできるストライカーがいないからだ。
そこで重要となるのがエンゴロ・カンテの存在だ。
カンテをインサイドハーフで使うことでエリア内に侵入し、前の3人の手助けになれるのだ。
また、オリヴィエ・ジルーでもタミー・アブラハムでもなくミシー・バチュアイを使うことでより前線における機動力を生かすことができる。
もちろん守備時に穴ができることは言うまでもなく、カンテがどれだけ中盤で働けるのかに依存してしまう可能性が高い。
そこを踏まえるとチェルシーにとっては諸刃の剣となるかもやしれないが・・・。
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