2021年プレミアリーグ、最も注目すべき5人のセンターバック

イブラヒマ・コナーテ-リバプール
リバプールが今夏の移籍市場で54億円を費やして獲得したイブラヒマ・コナーテ。
RBライプツィヒ時代では圧倒的な身体能力と足元の技術を駆使したボールコントロールで世界で屈指の実力を持つセンターバックの1人として恐れられていた。
既にプレシーズンでは好調なパフォーマンスを見せており、今後フィルジル・ファンダイクらと主力としてリバプールの守備陣を担う存在になると期待されている。
だが、コナーテの最も心配すべきがその稼働率の低さだ。
ドイツでは怪我が相次ぎ、シーズンを通して出場することが未だにできていない状態となっている。
実力は非常に高いだけにリバプールのメディカルはどのように彼を稼働させていくのか、注目が集まろうだろう。

ベン・ホワイト-アーセナル
アーセナルが70億円で獲得し、新たなディフェンスリーダーとして君臨すると言われているのがベンホワイトだ。
ボールコントロールに優れ、ブライトンでもその高いパス技術でビッグクラブからの注目を集めていた存在だ。
既にチャンピオンシップではそのパフォーマンスの高さを知られており、プレミアリーグでも十分通用することも証明済みである。
しかし、アーセナルのリーグ初戦であるブレントフォード戦に出場したものの、守備での軽い対応がみられ、移籍金に見合う活躍ができるのか懐疑的な目で見られ始めているだろう。

クリスティアン・ロメロ-トッテナム
トビー・アルデルヴァイレルトが退団し、その後釜としてトッテナムが獲得したのがクリスティアン・ロメロだ。
昨シーズンのアタランタの守備を支えた中心選手であり、ボールを保持した際のプレーはもちろん純粋な守備力も非常に高い選手だ。
スリーバックで実力を発揮する選手として認識されており、トッテナムでも同システムを使用する際は必ず起用されるはずだ。
しかし、プレシーズンでは4バックでプレーしており、スリーバックはオプションとして扱うのかどうか、それは今後のヌーノ監督次第となるだろう。
ルベン・ディアス-マンチェスターシティ
ルベン・ディアスはマンチェスターシティが昨シーズンにディフェンダーとしては高額となる90億円で獲得された。
当初は高額すぎるのではとの声もあったが、シーズンを通して彼のプレーを見た人は適正価格と感じただろう。
プレミアリーグの特徴であるスピーディでフィジカルの強いスタイルにすぐに慣れ、ペップ・グアルディオラが好むショートパスを用いたプレーもお手の物だ。
プレミアリーグには多くの実力を持つストライカーがいるが、ディアスの前では自由にプレーができずフラストレーションがたまっていただろう。
今年はディアスがさらに馴染み、成長した姿をも見せるシーズンとなるに違いない。

フィルジル・ファンダイク-リバプール
昨シーズン、大怪我を負いシーズンのほとんどを欠場したフィルジル・ファンダイク。
リバプールに移籍したのちは世界最高のセンターバックとも呼ばれ、センターバックに必要な要素をすべてそろえた完璧な選手として認識されている。
そして今シーズン、怪我から復活しシーズンの初戦にもフル出場したファンダイクのパフォーマンスには多くの人が注目するだろう。
怪我の影響でパフォーマンスが落ちる選手も少なくはない中、今のところ順調に復活へ向けてならしているように見えるが、再び世界最高の称号を得るべくどのようなプレーをするのか非常に楽しみな選手だろう。

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