プレミアリーグ第3節のビッグゲーム、リバプールVSアーセナルは一方的な展開となった。
アーセナルサイドにもチャンスがいくつかあったもののリバプールの猛攻が凄まじく、守備に回っていたアーセナルをあっという間に破壊してしまった。
アーセナルとしては補強をし、どれほど強くなったかを試すいい機会となる試合であったがそれを試す余裕はまったくなかっただろう。
チャンピオンズリーグ王者の強さを噛みしめるほど味わったに違いない。
では具体的になぜリバプールに勝てなかったのだろうか。
その理由をSportkeedより3つ紹介しよう。
1.もろすぎた守備
コロ・トゥーレやソル・キャンベルがいたころのアーセナルを思い出してほしい。
では、今のアーセナルの守備はどうだろう?
あまりにも酷い。その一言に尽きる。
ローラン・コシェルニーと入れ替わる形で加入し、期待をされていたダビドルイスはあまりにも愚かで軽すぎた。
サラーのシャツを引っ張りPKを与えると、今度は軽すぎる守備でサラーにあっさりと裏を取られてしまった。
ソクラテス・パパスタロプーロスは能力がそもそも足りておらず、アーセナルにとっての壁とはならなかった。
ダビドルイスは攻撃時に素晴らしい供給を見せるが守備時は味方を絶望に陥れる。
守備を改善させるために彼を獲得したのならそれは大きな間違いだ。
フィルジル・ファンダイクやハリー・マグワイアのような”屈強な守備ができる選手”がいないと守備の改善をすることはできない。
2.まだチームが新しい
ユルゲン・クロップやペップ・グアルディオラですら最初の数シーズンは上手くいっていない時が多かった。
それだけ新たにチームを作るというのは難しいことなのだ。
ウナイ・エメリのチームはそれと同様まだまだ新しい。
補強をしたとはいえエメリはまだベストなシステムを生み出してはいないはずだ。
どうしてルーカス・トレイラを・・・・。
どうしてアレクサンドル・ラカゼットを・・・。
こういった声も当然上がるがその日監督がコンディションなどをチェックし、ベストだと思う11人を送り込んでいるのだ。
そこにはニコラペペのような新戦力もおり、連携の面やプレミアへの馴染みに問題があるのは仕方のないことだ。
チャンピオンズリーグ王者であるリバプールと同等に比べてしまうとあまりにもフェアではない。
忘れてはいけないのはニコラペペは可能性のあるシュートを放ち、ダニ・セバージョスはバーンリー戦で素晴らしいプレーを既に見せていることだ。
アーセナルは生まれ変わる途中であり辛抱強く待たなければならない。
3.両サイドバックの質
ナチョ・モンレアルとメイトランド・ナイルズをアレクサンダー・アーノルド、アンドリュー・ロバートソンと比べるのはあまりにも酷な話だ。
既に激しい運動が難しくなっているモンレアルと経験が少ないナイルズにこの2人を抑え込むのは相当過酷な試練だったはずだ。
その証拠に両サイドからはクロスがかなり上げられていた。
アーセナルのシステム上、中央でこのクロスをはじき返す予定だったのだろうが2失点目のように単調なクロスではないボールが入ると対応し切れずにいた。
両サイドバックにはこれらを防ぐ能力と、攻撃時に同じことができる柔軟さが求められるのだ。
エクトル・ベジェリンとキーラン・ティアニーを欠いている今はアーセナルとしてはできることをしたつもりなのだろうが・・・。
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