日本では暑い夏のピークが過ぎ、残暑が残る中プレミアリーグの開幕から1か月が過ぎた。
開幕前の予想と違っていることもあれば予想通りのことももちろんあるだろう。
まだシーズンは始まったばかりであり残り34試合を戦わなければならない。
それでもこの1か月で面白いことが起こっているのもまた事実である。
今回はSportkeedaより19/20プレミアリーグ、1か月を過ぎて分かったこと3つを紹介しよう。
1.タイトルレース
今シーズンのタイトルレースはもしかすると昨シーズン以上のもになるかもしれない。
マンチェスターシティとリバプールは相変わらず優勝候補の先頭であり、高レベルな争いが繰り広げられるとどこも予想している。
既に2チーム合計26得点、それぞれ3失点とスタッツを見ても桁違いの強さを見せ始めている。
リバプールは唯一全勝しているチームであり、補強の少なさが懸念されているがそれをものともせずアーセナルを含む4チームを粉砕している。
既に主力ではアリソンが怪我をしており、日程の厳しさが増すころには不安が広がる可能性もあるが冬に移籍市場でそれを補うことができるかどうか。
タイトルを獲得するためには重要なポイントとなりそうだ。
マンチェスターシティはまだ負けてはいないもののスパーズ戦をドローで終え、チームも完璧な状態とは言い難い。
さらにエメリク・ラポルテが怪我をし、ヴァンサン・コンパニが退団したセンターバック陣はやがて火の車となりそうだ。
それでも3冠を達成したチームらしく、驚異的な選手層でカバーをし圧倒的な強さを見せている。
今シーズンのタイトルレースの激しさにはぜひとも注目しておきたいところだ。
2.昇格クラブが見せた衝撃
今シーズンの昇格組は今までとは明らかに違う。
中でもシェフィールドユナイテッドが見せている衝撃は突出しているだろう。
2011年から2016年までをイングランド3部リーグであるリーグワンで過ごし、ようやくプレミアリーグへ昇格してきたからである。
そんな彼らはクリスタルパレスを撃破し、ボーンマスとチェルシーを相手に引き分けに持ち込み勝ち点を積み上げている。
ノリッジシティとアストンヴィラは降格圏内だが、彼らが見せている攻撃的なスタイルを見れば心配することは何もないように見える。
そのスタイルを変えることなく続けていけば必ずポイントを奪うことができると感じさせるほどの内容だからだ。
直近ではレスターシティが昇格して数年以内にプレミアリーグ優勝を果たすというサプライズを見せてくれたが、今シーズンの彼らは似たような驚きを与えてくれるのかもしれない。
3.マンチェスターユナイテッドとチェルシーの混乱
マンチェスターユナイテッドとチェルシーは明らかに混乱に陥っている。
監督、エースが去ったチェルシーは未だにどう戦えばいいのかが定まっていないのか、ポイントを次々に落としている。
メイソン・マウントやタミー・アブラハムら若手が覚醒し始めているのが唯一の救いだが、このまま確立されたスタイルを保つことができなければ悲惨なシーズンにあるかもしれない。
マンチェスターユナイテッドはアーロン・ワン=ビサカとハリー・マグワイアを補強し何とか守備の立て直しを図ろうとしている。
確かにこの2人と新戦力であるダニエル・ジェームスはいい働きを見せているがチームとしてこれ以上上に行くのは難しいように思える。
それほどにロメル・ルカクの退団は痛手であった。
この2チームは今シーズン勝ち点を落とし、下手をすれば4位以内に入ることすらできなくなる可能性がある。
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