先ほどリバプールVSレスターシティの試合が終了し、リバプールが終了間際にPKで得点をし2-1のスコアで劇的な勝利を収めた。
この試合はスコア以上の大きな価値がある試合であった。
では、今回はこの試合における注目ポイントを紹介しよう。
神がかっていたマネの活躍
先日の記事でリバプールにとってはサディオ・マネについて取り上げたがやはりとてつもない男であった。
攻撃では常にシュートとパスの選択肢を瞬時に判断し、決して自分勝手な行動に踏み切ることはない。
今日の試合における最大の脅威は確実にこの男だっただろう。
それ以上に驚かされたのは守備における彼の貢献度だ。
サイドで相手を追い込み、ボールを刈り取るかと思えば全力で自陣まで戻りクロスを阻止する。
レスターシティにとって誤算があったとすればこのマネの守備への貢献だろう。
おまけにミルナーのパスを受けて見事にゴールまで決めている。
誰もが認める今日のMOMだ。
ロジャースはリバプールの特徴をよく捉えていた
ロジャースはしっかりとリバプールの特徴を掴み、それに見合った攻撃を展開していた。
リバプールはファビーニョが鬼神の如き活躍をするため中盤の守備が成り立っているのだ。
ボールを刈り取る能力や読みはもちろん、守備範囲が非常に広い。
それゆえファビーニョの脇には大きな隙が生まれやすいのだ。
レスターシティの得点シーンはそのファビーニョの脇を上手く突き、ボールを受けたジェームズ・マディソンが素早い振りからシュートを打ちこんでいる。
もちろん、こういった選手の質も伴わなければ意味がないが見事にリバプールの守備を攻略したシーンだ。
そして、いつものリバプールの攻撃パターンの一つであるサイドバックの位置から相手守備陣の裏へボールを蹴りこむシーンも今日のレスターシティでは見られた。
さすがは戦術家のブレンダン・ロジャースという試合であった。
確実に結果を残すジェームズ・ミルナー
ジェームズ・ミルナーはいい加減いい歳になった。
走行距離や試合中に見せるやる気は若手にとって素晴らしい手本となるがやはり限界が見えてしまう場面も多くなっている。
今回も例外ではない。
後手に回るシーンもあり、後半途中で変えなければいけないと思った人も多いだろう。
しかし、やはりユルゲン・クロップが絶大な信頼を置いている男である理由がよくわかった。
ベテランらしい”眼”でたった1つのパスでサディオ・マネのゴールを呼び込んだのだ。
あれだけ苦しい試合展開の中でのゴールは非常に大きな価値を持ち、パフォーマンスレベルが全体的に低下しているミルナーという男の凄さが見えた瞬間であった。
極めつけは最後のPKだ。
リバプールにおけるPKキッカーのミルナーだがさすがに95分に蹴るPKは緊張しただろう。
それでもいつも通りに落ちついてボールを流し込みチームメイトであり現在怪我をしているジェルダン・シャキリのゴールパフォーマンスまでしている。
自身のパフォーマンスが悪くとも結果を残すあたりは本物のプロだ。
これでリーグ8連勝となったリバプール。
この勢いを崩すチームは現れるのだろうか。
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