アーセナルは非常に難しい時を迎えている。
ウナイ・エメリ監督の下で再建を図ろうとしているが、ニコラペペら新戦力を多額の金を出して獲得したにもかかわらず結果を残すことができていない。
リーグの順位では決して悪くはないが、その内容は褒められるものではない。
チームと同じく難しい時間を迎えているのが天才MFのメスト・エジルだ。
エメリ監督の構想外と言われており、ベンチ外になることも珍しくなくなってきている。
しかし、アーセナルは今こそ彼を使わなければいけないのだ。
今回はアーセナルがエジルをスタメンにすべき理由3つを紹介しよう。
1.創造性の欠如
今のアーセナルが1試合で見せるチャンスの数は平均で10.2回だ。
これはマンチェスターシティの17.5回に比べるとほぼ半分程度であり、得点を奪うことができない理由の1つとなっている。
ピエール・エメリク・オーバメヤンの活躍がなければ更に悲惨な状況になっていただろう。
チャンスの数が得点の数に直結するとは言えないが、それだけストライカーに機会を与えることができればたとえ得点できなくともチーム全体のパフォーマンスも徐々に変わるはずだ。
エジルは創造性をプラスし、チャンスの数を劇的に増やせるだけのスキルを持っている。
試合の中で消えてしまうことや守備の強度を考えると使い方は難しいかもしれないが、彼ほどの天才であれば使い方1つで大きな結果を残してくれるだろう。
2.混乱が大きくなっている
グーナーにとってマッテオ・グエンドゥジやジョー・ウィロックらがトップチームにいるのは喜ばしいことだろう。
しかし、彼らは十分なクオリティを提供できているだろうか。
グエンドゥジは今シーズン素晴らしい働きを見せているがその他アカデミーや若い選手たちはトップチームにいなければならないほどの活躍をしているとは思えない。
そこで生まれる疑問が「エジルはどこにいるのだろうか」である。
チームは彼に多額のサラリーを支払っており、なおかつ若い選手たちよりも経験豊富で結果を残すことを約束してくれる選手だ。
チーム状況が良くなっているのならばエジル不要を唱えることは理にかなっている。
しかし、内容がさっぱりなのにも関わらず頑なに彼を使わないとサポーターの間で更なる混乱が生じてしまう。
この天才の持つ力をもっと信用してはどうだろうか。
3.エジルのインパクトを忘れられない
エジルはアーセナルで167試合に出場し、84ゴールに絡んできた。
その試合で見せたクオリティは紛れもないワールドクラスであり、チームを救ってきたヒーローでもある。
中でも時折見せる超絶ビジョン、そして一撃で相手守備網を無効化するパスは技術的に今でも衰えてはいないはずだ。
彼に多くの得点や守備タスクを求めてしまうと思うような結果を残すことはできないだろう。
しかし、今まで見せてきたようなゴールを生み出すマジシャンとしての役割を与えればまだまだ相手を悪夢のどん底に突き落とすスキルを発揮してくれるはずだ。
特にビッグゲームでは彼の創造性が無ければ戦えない状況も必ず迎える。
既に終わった選手と思われているかもしれないエジルだが、天才が持つ能力はこんなところで朽ち果てるはずがない。
プレミアリーグでもう一度輝くためにもアーセナルは彼を起用しなければならない。
コメント
ど素人ですが、超同意です。
エジル選手が輝きを放って、アーセナルが勝利した時のことが忘れられません(ネットでダイジェスト映像で追いかけている程度ですが、それでも楽しかった)。
復活してほしいです。