ついにスールシャールの解任へのカウントダウンが始まってしまうかもしれない。
ボーンマスに敗北し、順位は10位にまで落ちてしまった。
首位リバプールとの差は18あり、4位のチェルシーとも10差をつけられている。
明らかに今のままではチーム状況が上向きになることはない。
クラブは本格的にスールシャールの後釜探しに動かなければならない。
かつての名門復活には偉大な力が必要となってくるのだ。
そこで今回はスールシャール監督に代わる3人の有力候補たちを紹介しよう。
1.マッシリミアーノ・アッレグリ
イタリアの絶対王者、ユベントスで勝利に慣れすぎてしまった男。
アッレグリはユベントスでの素晴らしい時間を過ごしたのち、休養の期間を設けている。
まだまだ現場を退く様子は見せず、多くのクラブからアプローチを受けているはずだ。
戦術家としてチーム強化の方法を知っており、彼のやり方を実行するために幾ばくかの投資も必要になってくるだろうが必ず今の状況を改善させることができる。
英語も勉強しており、現地での仕事にもすんなり入れるはずだ。
ところが大きな障壁となり得るニュースが先日飛び込んできた。
ドイツ王者バイエルンの監督であるニコ・コヴァチ監督が解任されてしまったのだ。
フランクフルト相手に5失点を許す惨敗をしたとは言え、突然のことであり多くのクラブが驚いただろう。
確実にバイエルンはコヴァチの後釜としてアッレグリを狙ってくるはずだ。
2.エリック・テン・ハーグ
かつての名門であり、若きアヤックスをチャンピオンズリーグで準決勝の舞台にまで進めることに成功したまさに名将だ。
その目を奪われるような美しいサッカーと確実に相手を仕留める攻撃性、若いタレントを活かす能力は現段階でもトップクラスだろう。
マタイス・デ・リフトやフレンキー・デヨングら主力が引き抜かれたにもかかわらず、今シーズンはリーグで無敗のまま首位、チャンピオンズリーグのグループリーグでも首位に立っている。
スールシャールが目指している若い選手たちの台頭を実現できる人物であり、ダニエル・ジェームスやメイソン・グリーンウッドのような選手を羽ばたかせる助けになることができる。
仮に長期的なビジョンを持ち、クラブを再び栄光の位置へ戻すならテン・ハーグはベストな選択と言えるだろう。
3.マウリシオ・ポチェッティーノ
今のスパーズがあるのはこの男のおかげと言っても過言ではない。
若手を使いこなし、攻撃的なスタイルで一気にチーム力を増強しチャンピオンズリーグでは準優勝まで果たした。
6年目を迎えるスパーズではやや不調気味となってしまっている。
しかし、それはスパーズ側がポチェッティーノの求める選手の獲得ができないという事情もあるからだ。
マンチェスターユナイテッドの資金力が加われば彼の求める選手が集結することはまず間違いない。
更に彼はプレミアリーグを知り尽くしている。
戦術の幅があるのかは未だわかっていない部分ではあるが確実に結果へと繋げる力は持っている。
他のリーグから監督を引っ張ってくるよりは堅実な補強と言えるだろうが果たしてライバルクラブへ来るのかが疑問だ。
引き抜きの難しさやスパーズ会長のことを考えれば簡単ではないミッションということは明らかである。
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