1.マンチェスターシティ2-1リバプール エティハド 2019年1月3日
結果論だが、この試合でリバプールは引き分けに持ち込めば優勝していた。
マンチェスターシティからすると歴代最高レベルでの優勝争いを決定づけるような試合であったのだ。
1月時点とはいえ、両チームのクオリティは既に他チームを凌駕していた。
ポイントを落とすことが予想されなかった分、この試合の結末がそのまま最終順位に反映されることも覚悟していただろう。
マンチェスターシティはセルヒオ・アグエロとリロイ・サネ、決めるべき選手がしっかりと得点を奪って見せた。
リバプールも美しい攻撃からシティゴールへ迫ったが、ジョン・ストーンズがゴールラインまで残り数センチという場面でクリアしたことですべての希望を断たれてしまった。
今考えれば、マンチェスターシティの優勝はあの数センチの物語で決まったようなものだ。
優勝を争う者同士の戦いがどれほど重要なものであるかを両チームともしっかりと認識しただろう、そんな試合であった。
2.リバプール0-0マンチェスターシティ アンフィールド 2018年10月7日
リバプールからすると助かったと言える試合かもしれない。
迎えた86分、リバプールは0-0の状況でPKを与えてしまいアンフィールドでまさかの敗北かと思われた。
しかし、キッカーであるリヤド・マフレズはこれを見事に外してしまい結果的にドローのまま試合は終了してしまった。
これほど攻撃力のある2チームが対戦したにもかかわらずノーゴールで試合が終わったことは非常に珍しいと言えるだろう。
そしてこの試合においてはマンチェスターシティにとってポジティブなこともあった。
実はアンフィールドでクリーンシートを達成したのは1986年以来のことだったのだ。
マフレズのPK失敗を少しでも和らげるためにはそんなポジティブな面を共有する必要があったとも言えよう。
3.リバプール4-3マンチェスターシティ アンフィールド 2018年1月14日
リバプールの爆発的な攻撃力を思い知った試合だ。
ロベルト・フィルミーノ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、サディオ・マネ、そしてモハメド・サラーの4人がスーパーゴールを決め、一気に有利な状況を作り出した。
リロイ・サネの素晴らしいゴールがあったとはいえ3点差をひっくり返すのは非常に難しいことだ。
後半にベルナルド・シルバとイルカイ・ギュンドアンらのゴールで残り1ゴール差と詰め寄ったものの、リバプールを打ち破るにはもはや不十分であった。
リバプール自慢のスリートップはもちろん、アーセナルから驚きの移籍を果たしたオックスレイド・チェンバレンの破壊力を認識させられた試合であった。
まさにペップの天敵、ユルゲン・クロップと言わざるを得ない瞬間であっただろう。
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