5.マウリシオ・ポチェッティーノ(スパーズ)‐ £8.5m
スパーズをここまで育て上げた張本人。
近年はチャンピオンズリーグ決勝にまで進むなど着実にチームを進化させてきた。
今シーズンは大型補強を行い、更なる野望のために戦うはずだったのがスタートダッシュに失敗。
現時点では12位と低迷してしまっている。
しかし、もともと少ないスパーズの予算の中で彼は非常に上手くやりくりしてきた。
最も評価すべきは若手の育成だろう。
サウサンプトン時代から彼の手によって世界に羽ばたいた選手は非常に多いのだ。
世界で5本の指に入るほどの給料を手にして入れも何ら不思議ではない。
4.ジネディーヌ・ジダン(レアルマドリー)‐ £10.5m
ジネディーヌ・ジダンはレアルマドリーを未だかつてないほどの栄光へと導いた名将だ。
選手時代の活躍は言わずもがな、そのカリスマ性を活かしスター選手が揃うレアルマドリーを見事にまとめてきた。
その結果チャンピオンズリーグを3連覇するという偉業を成し遂げて見せた。
レアルマドリーはクリスティアーノ・ロナウドの退団、そしてジネディーヌ・ジダンの退任によって一時は麻痺状態となっておりその危機を救うべく再びジダンが監督へ就任。
エデン・アザールなど”らしい”補強を行ったものの大きな成果は出ていないように見える。
しかし、最近になってようやくレアルマドリーの遺伝子を取り戻しかつての強さを取り戻そうとしている。
今後の活躍によってはさらに給料が上がるかもしれないがそれと同時にレアルマドリーの監督をするからには結果が出なければ解任される覚悟も必要だ。
3.ペップ・グアルディオラ(マンチェスターシティ)‐ £15.2m
納得の監督だろう。
マンチェスターシティを率いてプレミアリーグを優勝し、更にはカップ戦を含めた3冠を成し遂げた。
バルセロナを率いていたころから名将と呼ばれていたがその後もペップは監督として多くを求め、ドイツ、そしてイングランドの地へと降りたのだ。
これだけの給料、そして莫大な移籍金を使ってなおチャンピオンズリーグのトロフィーがないことはマイナスになってしまうだろう。
しかし、クラブ側ははっきりとした哲学を持つ彼に与えている給料を勿体ないとは思わないはずだ。
2.エルネスト・バルベルデ(バルセロナ)‐£20.2m
バルセロナを率い、リーグカップやラリーガのトロフィーを獲得してきたこちらも名将だ。
多くのトロフィーを獲得し、その手腕を疑うものはいないはずだ。
しかしながら、チャンピオンズリーグで大逆転負けをしてしまったのはサポーターにとって非常にマイナスとなったはずであり一時はバルデルデ解任の声も聞こえるほどであった。
フィリペ・コウチーニョやアントワーヌ・グリーズマンなど大金を使っていることから彼のキャリアの中でチャンピオンズリーグのトロフィーがないことは奇妙なことだ。
現在世界で2番目に高い給料を貰っているからには誰もが欲しがる欧州最強の称号も手に入れなければならないだろう。
1.ディエゴ・シネオネ(アトレティコマドリー)‐£35.9m
これを見て貰いすぎだと感じたなら、それは至って普通の感覚だろう。
しかし、2011年からアトレティコマドリーを率いているシメオネはその給料を貰うに値する男なのだ。
ラリーガの優勝争いに食い込んで当たり前、チャンピオンズリーグでも優勝候補の一角となっている、これらはすべてシネオネが作り上げたのだ。
エース級の選手たちが移籍しても怯むことなくチーム力で常にカバーしてきた。
2013年、ラリーガの優勝候補はレアルマドリーかバルセロナのどちらかだと言われていた中で彼らを押しのけアトレティコマドリーを優勝させると誰が予想しただろ
うか?
アトレティコマドリーを戦う集団に仕立て上げ、今なおその哲学を崩すことなく必死にスペインで2強に抗っているシメオネはクラブにとって最重要と言ってもいいほどの人間だ。
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