<前編/2022年最新>2021シーズンのチャンピオンズリーグ出場チームの特徴は?
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今シーズン最大のサプライズとなるか、シェフィールドユナイテッドの強さの秘密とは

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今シーズンのプレミアリーグ昇格組は伊達ではない。

開幕戦を始まる前からこのように報じたメディアは少なくなかった。

だが、実際にシーズンが始まると彼らがなぜ報じたのかの意味がすぐにわかったのだ。

所謂大物選手は所属していないものの斬新な戦術と確立された組織力でプレミアに慣れたチームの頭をことごとく悩ませていたのだ。

その昇格組の中でも群を抜いて強いと呼べるチームがシェフィールドユナイテッドだ。

彼らは現時点で5位に位置しており、アーセナルやスパーズ、マンチェスターユナイテッドと言ったチームよりも上にいるのだ。

しかし、それは偶然ではない。

クリス・ワイルダー率いるチームは斬新な戦術をプレミアに持ち込み確実にポイントを積み重ねている。

今回はそんな今シーズン最大のサプライズとなり得るシェフィールドユナイテッドの強さについて紹介しよう。

1.抜群の規律が存在する守備

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シェフィールドユナイテッドの失点数はレスターシティに次ぐ2番目に少ない数字となっている。

破壊力抜群のチームが揃うプレミアで失点をここまで抑えることは簡単ではないことだ。

実は、その守備こそが今シーズンのシェフィールドユナイテッドの強さのすべてと言っても過言ではない。

彼らは基本的に守備時は5バックの形を取り、攻撃時に3バックの両サイドがオーバーラップを仕掛けるという興味深い戦術を採用している。

この守備の際に実践していることが「守備の原理原則」だ。

基本的にマークを絶対に外すことなく、縦パスが入った際に2人でそれを潰しにかかる。

サイドからダイアゴナルでエリア内に入ってきた際も焦ることなく1人が対応し、フリーになる選手をできるだけ作らないようにしている。

そして驚くべきは選手たちの集中力だ。

1対1の状況でボールを奪おうとすると選手の力量次第となってしまうためフリーにさせてしまう可能性が高い。

しかし、彼らは無理にボールを奪うことをせずにシュートの体制に持っていかせずひたすらピンチを防ぐことに集中するのだ。

おまけに最後尾に構えているのは神がかり的セーブを連発しているディーン・ヘンダーソンだ。

あれほどの組織で守られ、ヘンダーソンが構えるゴールネットを揺らすのは至難の業だ。

現にアーセナルは得点を奪えず負けており、首位に立つリバプールもヘンダーソンのキャッチミスでなんとか勝利した。

彼らのようなチームでさえ苦戦してしまうほどしっかり整えられた規律ある守備を持っているのだ。

規律が整っていないとあっという間に守備が崩壊するのは目に見えている。

よくあるパターンとしてはサイドチェンジで左右に振られるあまり集中が切れ、必要のない場面で複数人でボールを奪いに行きフリーの選手を作ってしまう、または誰がマークをつくのかはっきりしていない場合頻繁にボールウォッチャーが出てきてしまうことがある。

2.シンプルながら一定の怖さを持つサイドアタック

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彼らは攻撃に出る際、2トップに一度当ててサイドに振るという至ってシンプルな攻撃を展開する。

サイドではオーバーラップしてきたセンターバックやミッドフィルダーたちが2.3人で崩し素早くクロスを入れている。

また、カウンターとなった際も難しいことをせずに短いパスでゴールまでの最短距離を目指している。

シーズン20点を計算できる選手がいないため、素晴らしい守備を崩しかねないカウンターを食らうリスクをできるだけ抑えているのだ。

その結果効果的に得点を奪うことはできていないのが現状だ。

その証拠にチーム全体の得点数は13とマンチェスターシティと比べるとおよそ3分の1ほどと非常に少ない。

だが、逆に考えると同じ攻撃を繰り返すと守備規律が甘いチームにとっては非常に嫌なものなのだ。

これから攻撃に工夫が入るのか否か、そこもまた注目ポイントである。

やはり、守備はタイトルを制するとはよく言ったものである。

プレミアで得点数14位の彼らがスパーズやマンチェスターユナイテッドを上回る5位にいるのは何よりの証拠だ。

彼らの戦いはまさに「リーグを生き抜くため」のものだ。

ポイントを少しずつでも積み重ねることができるため、このまま順位を維持するどころか下手をすればチャンピオンズリーグの出場権内に入ることも予想される。

今シーズンの昇格組は何かが違う。

その中でもひと際目立つシェフィールドユナイテッドの躍進に期待したいところだ。

雑談
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