プロとして活躍できる若き選手たちは年々増えているのだろうか。
本当に才能溢れる選手たちはいつの時代でも若いころから活躍していた。
プレミアリーグでは常にヤングスターたちが現れ、リーグを荒らすかのような活躍を見せてきた。
近年は練習施設の充実やアカデミー施設の重要性が増したことにより10代でもとてつもない力を持った選手たちが続々と出現している。
今シーズンも例外ではない。
そこで今回は今シーズン残り、注目したいU-20の3人の若き虎たちを紹介しよう。
1.ライアン・セセニョン-スパーズ
19歳のライアン・セセニョンは左サイドを制圧することができる攻撃力を持ったネクスト・ベイルとも称される逸材だ。
16歳の時にフラムでデビューをし、それからというものプレミアリーグのクラブたちが彼の獲得を狙っていた。
しかし、セセニョンはそれらを断りフラムに残留することを望んだのだ。
そして今シーズンスパーズに£25mで移籍となったが怪我の影響でシーズン序盤は試合に出ることができず、彼にとっては気持ちよくはないスタートとなっただろう。
左サイドバックだけでなく、ウィングもこなすことのできるセセニョンは層が厚いとは言えないスパーズのスカッドにおいて必ず必要となってくる存在だ。
世界中から逸材と言われていたその才能を発揮する日も近いだろう。
2.ガブリエル・マルティネッリ-アーセナル
わずか£6mでアーセナルが獲得した確かな才能を持つ18歳のガブリエル・マルティネッリ。
沈みゆく船となってしまうアーセナルにとって新たな希望なり得るマルティネッリはU-23のレベルではもはや物足りず、トップチームで使われている。
もちろん出場時間は限られているが彼はそれを決して無駄にはせず、必ず結果を残してきた。
もしかするとブラジルにいた頃を知っている人からすると何ら驚くことではないのかもしれない。
アレクサンドル・ラカゼットやピエール・エメリク・オーバメヤン、ニコラ・ペペらの牙城を崩すことは今のところ難しいが、今のように結果を残し続ければ必ずウナイ・エメリ監督は更なるチャンスを与えるはずだ。
アーセナルにマルティネッリあり、と言われる日は今シーズンやってくるかもしれない。
3.フィル・フォーデン-マンチェスターシティ
ダビド・シルバが退団するが私たちはその後のマジシャンが誰になるのかを見届けることができる。フォーデンは間違いなく私たちとともに成長し、今よりもさらに素晴らしく、そしてプレミアリーグでのベストな選手になる。”
あのペップがここまで手放しで称賛するほどの天才アタッカー、フィル・フォーデン。
逸材が揃うマンチェスターシティの中盤の中でも19歳ながらポジションを奪おうとしているフォーデンは間違いなくダビド・シルバの後を継ぐことができる選手だ。
それは今後のマンチェスターシティの動きを見ればわかるはずだ。
仮に彼らが移籍市場で大金を投入し、シルバの後釜を確保すればペップの言葉は偽りとなってしまうがそれが無ければフォーデンは「New Magician」となる。
まだまだ焦る年齢ではないため、ペップもじっくりと育てたいと考えているはずだ。
マンチェスターシティ、そしてイングランドの未来であるフォーデンがどのような役割を果たすのかには注目したい。
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