1.ズラタン・イブラヒモビッチ マンチェスターユナイテッド
自らを王と呼び、その名に恥じぬ活躍を続けてきたズラタン・イブラヒモビッチ。
長年活躍したPSGを退団したのち35歳という年齢でプレミアリーグ参戦することになった。
この移籍が起こった直後は歓喜の声もあったもののプレミア初挑戦ということもあり、周りから不安な声も上がっていた。
しかし、王はどこに行っても王のままであった。
全コンペティションで29ゴールを決め、自らの価値を再び証明したのだ。
あいにく大怪我を負ってしまったことからマンチェスターユナイテッドでの伝説は長くは続かなかったが間違いなくこれからの歴史に残る最高のフリー移籍の1つだろう。
2.テーム・プッキ ノリッジシティ
今シーズン、ノリッジシティで最高のスタートを切り一気にその名を広めることとなったテーム・プッキ。
フィンランド代表でもある彼は開幕直後から得点量産し続けノリッジシティの破壊力ある攻撃陣を見事に引っ張って来た。
ノリッジシティにやってきた時はまだチャンピオンシップに沈んでいたが、そこで29ゴールを決め得点王となりプレミアリーグ昇格に大きく貢献したのだ。
ノリッジシティは直近7試合で勝利がなく苦しんでいるが、マンチェスターシティ相手に勝ち点3を挙げたことは立派な事実であり試合内容も決して悪くはない。
プッキ以外で得点を期待できる選手は残念ながらおらず、彼は大きな期待と責任を背負ってプレーすることになるだろう。
しかし、ノリッジをここまで引き上げた中心人物であることに変わりはなく、まだまだ長いシーズンでなんとか残留を決める原動力となることができればチームの歴史に名を残すだろう。
3.ジェームズ・ミルナー リバプール
リバプールの守り神のような存在であるジェームズ・ミルナー。
マンチェスターシティでは希望するポジションでプレーできないという理由で退団、そしてリバプールに加入することになった。
しかし、当時左サイドバックを務めるアルベルト・モレノがあまりにも低調なパフォーマンスに終わっていたため急遽ミルナーが左サイドバックでプレーすることになった。
サッカーのすべてを理解しているミルナーはサイドバックでのプレーも一級品であり、守備の不安定さに喘ぐリバプールを助けたのだ。
その後は中盤で重要な役割を担うことが多くなったが、今でも怪我人や病気で選手が離脱するとその穴埋めに回りチームにとって非常にありがたい存在となっている。
4.ペトル・チェフ アーセナル
長年チェルシーで活躍し、今はアイスホッケー選手へと転身をしたペトル・チェフ。
チェルシー時代の彼は格別な存在であったが、その後移籍したアーセナルでも大きな役割を担っていた。
経験がモノを言うゴールキーパーというポジションの重要性は年々上がっており、リバプールのアリソンやチェルシーのケパなど獲得にはかなりの金額がかかることが普通となっていた。
その中でチェフレベルの選手をフリーで獲得できたのは非常に大きかっただろう。
全盛期とは遠いパフォーマンスであったが、その安定感は抜群でありさらには人格も優れているためチームにとってお手本のような存在となっていた。
単純なパフォーマンスレベルだけの話ではなく、チームに対する影響力を考えればチェフ獲得は最高のフリー移籍の1つと言えるだろう。
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